親父の涙 | 86NOTE

親父の涙

父親方の祖母の葬式だった


昨日、お通夜で長いお経を聴いていたので


今日の葬式でのお経は短く感じた


(実際、時間的に短いのだけれど)


火葬場に向かう道中


親父は何を考えていたのだろうか


親が亡くなるって


自分には分からない


火葬され骨になると


何だか言葉では言い表すことのできない


寂しさと悲しさがこみ上げてくる


親父の顔をみると


目にはうっすらと涙が





親父の涙は初めて見たかもしれない


あんなに悲しい顔を見たのは初めてだ


でも最後まで気丈に振舞っていた


強いと思った


本当に強いと思った




僕も泣きそうだった


祖母が亡くなった悲しみからくるものと


親父の悲しい顔が


そうさせた


誰かの泣き声が聞こえたら

泣いていたと思う

でも泣かなかった


親父が我慢していたから


必死に涙がこぼれるのを


だから僕も涙をこらえた




葬式が終わり家に着くと疲れがどっと


吹き出してきた


今夜は実家に泊まって明日の朝


帰ろうかと思ったが


今夜、帰ることにした


これから町田のマンションに帰ります