つづきです。

一時は、コンサータを飲むことにすると返答しましたが、3日後、主治医に「やっぱり辞めます」と電話しました。

ずっとずっと考えていました。
簡単に出した答えではありません。
飲むメリットもあるけど、やっぱり副作用が怖い。


ハルに「服薬やめていい?」と聞いたら「いーよー」とは言ってくれましたが、ハルも少なからず、服薬に期待していた部分はあったんだと思います。


ギュッてして?」と言うので、抱きしめていたら「わ!…うぅぅうわ!……わぁぁ!………わ!!」と5回くらい、何かに取り憑かれたみたいにバタバタしました。


これは、眠りに入る前に、よく見る仕草です。
これを、自分の意に反して起こるので、チックかな?と思ったこともあります。



私の(母親の)推測でしかないのですが、眠る前に、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなって起こるんじゃないかと思っています。
日中、疲れて寝たいんだけど、他の刺激で寝れずに、自分の中で戦っているイメージ。
それを私がギュッて抑えていると眠ります。


昔からといえば、昔からなのですが、小学校に入ってから目立っていたかもしれません。
そして、眠る前じゃないなのに、服薬やめる話をしたときに、それが起こりました。

服薬して楽になると思っていたのに、服薬をしないことになって落胆して、疲れが増したのかもしれないなぁと思いました。


だけど、もし服薬していたら、これを服薬したから起こったと誤解するかもしれません。


ひとつひとつの出来事が、服薬に起因するんじゃないかと心配になることに、私が限界でした。
ハルに起こるかもしれない副作用に、私が耐えられない。




いずれは服薬することになるかもしれない。
だけど、服薬までして日常を頑張るのは、今ではない。

ハルの人生のピークは、まだまだ先で、6歳から飲めるお薬を6歳から飲み出すのは、やっぱり、うちの家としては早い。


できる限りの環境調整をする


ハルに「服薬しないかわりに、支援級へ行こう」と話したら「オッケー!」との返答が返ってきました。


これまでの話をすべて通級の先生にしたら、分かってくれました。

ですが、支援級に行くには、教育委員会の決定が必要で、すぐには行けないんです」と言われたのですが、


ハルは入学前に“支援級判定”だったので、すぐに支援級に入れると思います!」と話すと


そうでしたね!」と通級の先生。



通級の先生がそういうくらい、それだけハルは、普通級に適応していました。

おそらく親も見抜けなかった(見ようとしてなかった)のですが、過剰適応



それからハルが「ずこうがしんどい」「せいかつがしんどい」「しょしゃがしんどい」と、しんどい授業を言い出しました。


しんどかったら、保健室に行けば?」というと「熱はあるの?ってなっちゃうんだよ」とのこと。



それについて通級の先生に相談したら、できる限り取り出してくれることになりましたえーんえーんえーんえーん


本当に恵まれている環境だなと感じます。


今通っている学校は、通級ができたばかりで、発達凸凹の子に、すごく理解があると感じています。


発達に問題がない不登校気味の子でも、授業に参加できないときは、職員室の後ろの机にいることもできるようです。


そして、今の支援級の主任の先生は、交流級をガンガン増やしてくれる先生らしく、担任の先生が、その先生と話せば大丈夫ですよって言ってくれましたうずまき



ハルが、しんどいという授業を通級の先生に伝えると(連絡帳がアプリなので、いつでも連絡できる)、じゃあこの授業は通級対応にしましょう、職員室対応にしましょうと臨機応変に動いてくれています。


ありがたすぎる、ハルの環境えーんえーんえーんキラキラキラキラ

安心して任せられます



そして、そんな逃げ場があるからか、しんどいと言っていた授業でも、やっぱり普通級で受けられたそうです。



しかし「じゃあ支援級やめる?」とハルに聞いたら「ううん、支援級に行く!」と言いました。




普通級で頑張るためには、ハルには安心できる支援級が必要なんだと理解しました。




つづく