こんにちわ。
ただいま15時過ぎですが、今日は午前から患者様がお見えになってました。感謝!
そのうちお一人は、運動療法の後マッサージも延長で受けてくださいました。また来週よろしくお願いいたします!I様!
今日は快適に歩行する方法(条件あり)です。
条件とは、装具をつけなくてもある程度歩けることが条件となります。
ある程度歩けるとは、「下を向かないで歩けること」と定義させていただきます。
この上記の定義で歩ける方は、片麻痺の方の中では、割と良い方に位置すると思いますが、患者さん本人はそうは感じていないでしょう。
さて、今よりも快適に歩く方法です。
今まで関わらせていただいてきた患者さん方にも好評いただくことが多かったため、大きくは外さないはずです。(多分)
では解説します。
重石替わりのものを用意します。
(水が入った1.5ℓペットボトルを袋に入れます。重さは適宜調整します)
① まっすぐ立ちます。
重心が真ん中にあることを確認します
② ペットボトル袋を健側に持ちます
③ 歩きます
効果がわかりずらい場合には、
・ 歩くスピードを早めたり、遅くしてみたりします。
・ 一旦立ち止まり、重心を確認して再び行ってみます。
・ 麻痺側の脇腹で、健側の重りを吊り上げるイメージで歩いてみます。
・ どうしてもわからない場合には、日を改めてください。
※痛みなどの不具合が出た場合には、すぐ中止してください。自己責任でお願いします。
重石を持つ意味としては、
日常、麻痺姿勢を代償し、健側の側腹部、背部で麻痺側を吊り上げるようにして歩行しているため、側腹部、背部の左右差ができすぎてしまっています。このため、歩行運動が起こりにくくなるため、足が重く感じるようになってしまいます。
これを、健側に重石を持ち、普段と逆の麻痺側の筋肉を使ってあげることにより、普段と逆の拮抗筋反射などが起こり、身体によい作用が出ると思われます。