2024年GW連休

イワナを求めて思い付く各所を巡る旅へ


(3月以来の魚野川)


3月のユキシロ前は小さいヤマメだけで終了し、やり残した感がある魚野川。ユキシロが落ち着き平水に近付くタイミングを狙っていました。それがちょうど数日前。良い話は殆ど聞かないけど今日がその日になるはずと期待しながらポイントへ。


ここはやはり良い流れ。

増水で動いた魚が必ず潜んでいる。


いつアタリがきてもいいように丁寧に慎重に探っていきました。ここかな、というところを通過するフライ。手元に伝わるのは流れの感触だけであの衝撃はこないまま。フライが泳いでいないのか?マテリアルがフックに絡んでいないかチェックして魚が反応する状態をキープ。しかし、何事もなく静かなまま流しきってしまいました。


次に入ると決めていたランへ移動。


水が落ち着いてこちらも良い状態です。

ランのアタマ、中間、テールと全くアタリがない…厳しいな…いないはずはないんだけれど…流しきってそのまま終了。また入り直して流し直すか、他のポイントを回るか、夕マズメ勝負をかけるか悩んだけれど魚感を全く感じないので魚野川は見切りをつけて他の場所への移動を決断しました。




次の場所は魚っ気があって良い感じ。


天気も曇りから小雨のローライトな状態です。

今日はここでラストまでと決めて開始。





ほぼ初見なので地形を確かめる為カウントをとって探ります。バックウォーターで湖流というか水流が効いてる層が出来ていて、ここかなと探っていたらググンとアタリました。




狙いのサイズには程遠いけどまずは一匹。


再度その付近をキャストしていたら、

良型のチェイス!…からの直前でターン…!

その後はウグイの猛攻も挟んで数回のバイトとバラシで終了となりました。結果はまずまずといった感じです。



次の目的地へ移動



ユキシロで流れの効いたラン
アタマから探って狙いの良いところに差し掛かったところで待望のアタリ、慎重にやり取りしました。




重い流れに乗って良いヒキだったイワナ。

やっぱりここのイワナは体力があるし強い。

その後は思い付くポイントのチェックをしながらあちこち移動しましたがコンタクトは無く終了。


翌日も同じ場所からスタートして音沙汰なし。

釣り場の状況が変化したのもあって移動することに。



今回の旅の最終地へ


夕マズメ前から出来ればといった感じでのんびりと移動して釣り場に着いたら状況を確認して釣り開始。最後はゆっくりしたいという気持ちとは反して、ランニングラインのトラブルが多発で釣りのリズムが悪くなり、かなりのストレス…使い込んだ寿命ですね…。


ラインを解きながら釣り続けてると

程なくしてゴンとアタって

尺欠けるくらいのヤマメがヒット



時折コツコツとアタってかからないのは
これよりも小さいサイズのヤマメかな?

その後もチェイスと乗らないアタりを繰り返し、
そろそろ日没の終了時間が近付いてきた頃。

狙いのサイズが出ない悔しさや旅が終わってしまう寂しさはあるけど、釣り場の調査面では収穫があったし行きたい所に行けたし、充実した釣り旅だったなとそんなコトを考えていた時でした。


突然の水面爆発


フライが通ってるところでは?と思った刹那、
ゴン!…ギューンとロッドが絞られドンドン!
バイトで見えた魚体の太さと手元に伝わる重量感は間違いなく大台で今回最大の魚。

最後にこんなコトがあるなんて…絶対に獲りたい。

このサイズならリールファイトが安心なんだけど、魚が手前に走るから巻取りで間に合わない状況、弛ませないようラインを手繰り寄せてテンションをキープしました。

今度は横に走り出し、ラインが伸び出すと水面で重なったランニングラインのキンクした部分が絡まり合ってガイドに引っ掛かりながら放出されていく事態に。このタイミングで最悪…解きながら放出させるか、そのまま出すか、判断を迫られますがその期を知ってか魚が走り出しラインに強いテンションがかかります…ヤバい。指で抑えてラインにブレーキをかけながら対応しますがラインブレイクの恐れがあるのでガッチリ留めておくことはできません。

判断待ちの一瞬で主導権を握られてしまい、縦横無尽に引っ張られる状況に…魚は好機を逃すまいと思っているのかそのまま沈み木に突っ込んでいきます。そしてスーッと軽くなるテンション…。

うわ〜…バラした…

手繰るとラインがフワフワと寄ってきます…

やっちゃったなと思ってガッカリしていると…

突然、グン…グン…!!!!

まだ付いてる!?

沈み木からラインと魚が外れるという奇跡!運良くその危ない地点からどんどん離れて行きます、超幸運!しかし喜んでもいられません。もう腹を決めて自分側に残ってるランニングラインを絡めたままリールに巻取り、魚側に伸びてる絡まっていない通常の部分も数メートル巻き取って強制リールファイトへ。

ゴチャゴチャにラインが絡まった位置まで出されたらガイドに引っ掛かったりしてブレイクの可能性大。そこまで出されないように強気なやり取り。一度はバラしたようなものです、もう主導権は渡したくない。重量感がある突っ込みと走りを交わしながらジリジリと距離を縮めてようやくその瞬間が。









大台を余裕で超えたイワナ
最終日の終了間際に出るという最高の締め括り。
この一匹によって旅の濃密さと終着点がより印象的になりました。感謝の大岩魚です。今回の反省と収穫を活かして今年メインで狙いたいフィールドでも良い結果になればと思います♪