大変な災害が起こった。
実は私の実家は名古屋市郊外の沿岸、
海抜ゼロメートル地域にある。
昭和34年9月26日夜に発生した伊勢湾台風を経験している。
5000人を超す死者・行方不明者を出した、
日本3大台風の一つだ。
時々父親から聞かされる当時の話は、
TVで流れる映像そのものだ。
当地では家屋の他、名古屋港の貯木場から大量の材木が流れ、
その直撃を受け大勢の犠牲者がでた、車なんて間単に浮かぶ。
大自然の前には、人間などどうする事も出来ない。
会社の支社が東北にある、福島は先月出張した。
とても人事には思えない。
なので自分はいつも、一日一日を大事に過ごすと共に、
何事も楽しく前向きに生きていく事をモットーとしている。
そんな本日、近所の教会でピアノリサイタルが開催された。
私は自らお盆には、祖先にお経をあげる仏教徒だし、
とても音楽など聴く気分では無かったが、友人の誘いもあり
チャリティーコンサートという事だったので、出かける事にした。
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会場:瀬戸サレム教会
演奏:渡辺敬子様
解説:家田尭様
曲目
・ブラームス ピアノ小曲集 作品118
・ベートーベン ピアノソナタ「月光」
・リスト 伝説「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
・ショパン ノクターン(アンコール曲)
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構成が、前2曲は絶望とか暗いイメージの曲だったが
3曲目のリストは逆に希望を表現する曲であり、
偶然だが、勇気を得ることができる選曲だったと思う。
集まった募金は義援金として、中日新聞社会協議会を通じて
被災地に届けられる事になった。
また横浜在住の渡辺さんは、
交通費含めノーギャラで受けて下さった
好きな音楽を通じで、少しでもお役にたてればと皆思う。
伊勢湾台風では水が引くのに数ヶ月を要した
復旧には相当の時間がかかるはずだが、
被災地の皆様に心よりお見舞いを申し上げたい。