身体の痛みもだいぶ治まり、身体に繋がれているチューブ類も徐々に外されていた頃突然、胃カメラの検査を受けるように言われました。
その頃毎朝採血をしていてあまり結果が良くなかったようです。

看護師さんに胃カメラをする所まで案内され、麻酔(シュワシュワする液体を口に含み喉の辺りで飲まないで止めて2分くらい我慢するやつ)をして、ベットに寝かされてマウスピースを口につけ、「それでは初めますよ。」っと口からカメラを入れられたのは覚えているのですが、その後は覚えていません。
「終わりましたよ。」と声をかけられ我に返りました。30分くらい経っていたでしょうか。

結果、十二指腸潰瘍でした。  

自覚症状が全くなく、主治医に原因を尋ねたらストレスではないかとのことでした。

出血が多く輸血が必要とのことで、同意書にサインし輸血をしました。
400mlを2回、計800mlでしたね。
後で聞いたのですが、輸血をしたらもう献血が出来ないそうです。                                                 本人の血液に他人の血液がまざって自分自身の純粋な血液ではないと献血には使えないそうです。                                                 献血が趣味だった自分にとってはかなりショックなことでした。

この事により、食事開始が遅れ結局入院開始から1ヶ月くらい絶食状態でした。

本来であれば、手術後10日ほどで退院の予定でしたが、吻合部の炎症がなかなか治まらず、手術後
約1ヶ月入院していました。
 
入院中は個室だったので、他の入院患者さんとの接触も無く、病室の窓から外を見ながら、痛みも取れ身体が自由に動けるのに毎日病室でゴロゴロして居ると社会から取り残されているようで不安でした。