昨日は、久々に飛ばしました。
飛ばしたと言っても、車を飛ばしたわけだけどね。
峠をビュンビュン飛ばしましたよ。
久々に、自分の運転の上手さを実感しました。
先日、あまみがこう言ってた。
追い掛けて行って煽ったり、てめえこの野郎とか。
そういう人の車に乗ったのは初めてだとよ。
(笑)
いやはや、お恥ずかしい限りですが。
言い訳でも無いのだが、僕なんかの地元では、乱暴な車の運転は当たり前のことなんだよ。
東京とか大阪とか、都会からこちらに来ると驚くんじゃないかな?
都会で運転をするような感覚では、こちらでは走れませんよ。
僕なんか、たまに首都高なんか走りますと、皆さん紳士に見えてまいります。
それ程、こちらの運転のモラルは悪い。
まあ、そんな地元でね。
僕みたく元暴走族ときたら、そりゃ都会育ちの人間には、ちょっと乱暴に見えるかもね。
昨日の話だけど、運転してて、前の車がメチャクチャにトロいわけです。
こっちは急いでんのに、トロ過ぎて次々と路地から車に前に入られてんだ。
あのね、田舎に行けば行く程、割り込みは多いからね。
でね、運転というのはリズムなんだよ。
リズムの無い奴の後ろにつくと、凄く疲れるし危険なのよね。
とは言っても、トロい車だからって僕は後ろから煽ったりしないよ。
僕は、後ろからは嫌い。
何事も、正面から勝負します。
今まで、正々堂々と生きて来たんだもの。
後ろからやる奴は、弱い奴だ。
トロい車は、言わば運転が下手で弱者なのよね。
あまりプレッシャーをかけないように、ついて行かなくてはならないと思うの。
でもね、前を走ってたそいつもさ、思っていたと思うよ。
てめえがトロい為に、ドンドン横から前に入られてね。
そのうえ、アクセルは、皆さんが踏むタイミングでスピードを落とすでしょう。
メチャクチャ、リズムを狂わすわけ。
後ろが、イライラしてるのがよくわかってたと思うよ。
しばらくしますと、急カーブが続く峠が見えて来ました。
こりゃ、こいつの後ろじゃノロノロ運転だと思った。
ですから、直線でちょっと抜いておこうかと思ったわけです。
しかし、思った瞬間です。
前の車はいきなりラインオーバーしちゃってね、僕を抜かさせないわけだな。
それどころか、スピードを見ますと60キロをこえてるではないですか。
凄い意地悪だよね。
多分、その峠は、そいつは走り馴れたところなんだよ。
本当、急カーブが続いて、女性では難しいようなコースなんだ。
前の車たち、皆さん減速してるでしょう。
そうしますと、前のそいつはバカだから、こっちをブロックしたしただけではなく、そいつの前の車にもちょっかい出しているわけ。
ここに来ても、逆な意味でリズムを狂わすんだよ。
で、次々と危険な追い越しを始めました。
今までトロくて、迷惑をかけて来たくせに、今度は皆さんが安全運転を始めると、それを今度とばかりに煽り始めてんだよね。
田舎者は、こういう奴が多いの。
馴れた道だと調子に乗って。
この野郎って言ったら逃げてしまうような輩。
後ろからしか何も出来ない奴。
いるんだよこういう、調子こんだDQNがさ。
頭来て、僕はいよいよ追走しました。
そしたらそいつ、次々に危険な追い越しをして、僕を引き離そうとしましたね。
まあ、最後に僕はDQNをぶっちぎりましたけど。
思い切り引き離してやったけどさ。
思い出すね、暴走族の頃。
僕のサブみたいな奴がいて。
男闘呼組の成田昭次さんに、クリソツだったわ。
ユキオって言うんだけどね。
ユキオね、可愛い後輩だったわ。
いつも、あいつと一緒に走ってた。
ある日、僕ね、暴走族を辞めようかって言い出したのよ。
ユキオは、考え直してほしいって言ってたね。
一週間位、ユキオはねばってたわ。
十日位かな?
でも、僕は辞めると言って、絶対に彼の言うことを聞かなかった。
で、ユキオは仕方無く諦めた頃だったか。
あいつ、単車に女を乗っけて大型トラックに突っ込んじゃってね。
女は軽傷だったんだが、ユキオはトラックの下敷きになっちゃって、殆ど即死だったんじゃないかな。
そんなこんなで、あの頃が、僕の人生の転機だったんでしょう。
ヤクザのところに突っ込んで行って、街中で大乱闘ですよ。
ヤクザ一五人と、僕一人のゴロマンでした。
大騒ぎになってしまい、誰かてマッポを呼んだんだね。
通報したんでしょう。
パーカー十台位集まって来ましたよ。
僕はもう袋叩きでしたが。
本当ね、人生の転機だったよ、あれが。
喧嘩も暴走族も心底辞めようと、あの時は思った。
でもさ、ユキオの為に、最後にもう一度走りたいと思ったね。
最後の土曜の夜。
今日が、最後になるかも知れない。
いや、きっとこれが最後なんだ。
集まった誰もが、そう思ったと思う。
時代は変わり、人数は減り。
次々にパクられて行く仲間たち。
こんなに取り締まりが厳しくては、これ以上はもう無理だろう。
そう思ったよ。
今日が、俺たちの最後の夜なんだ。
俺たちは、この先、どうなるのだろうか?
暴走族を辞めて、俺たちはどんな生き方をして行くのだろうか?
どんな運命が待っているのかね。
この先、楽しいことなんてあるのか。
先のことなど誰も知らない。
知るはずも無い。
知っていても、誰一人、そのことは口には出来なかったよ。
でもさ。
だからせめて、最後の夜だけは。
せめて最後の夜だけは。
この一瞬。
この夜は、俺たちだけのものにしたかったんだ。
俺たちは今、この夜に、確かに生きている。
死んじゃった奴。
辞めちゃった奴。
パクられた奴。
その分まで走ろうと思ったよね。
せめて、今夜だけは。
そう思ったあの夜、あの瞬間、俺たちは生きていたんだ。
あの夜だけは忘れない。
思い出の中に、今でも色あせることもなく、心の中にずっと刻まれているよ。
まあ、今時の暴走族とは違うけどさ。
原チャリで、チビガメみたいな走りじゃなかったからね。
命ギリギリのスリルを感じて走ったな。
走り屋っていうのはね、例えば初めての峠とか、新しいコースを覚えることなんてしないんだよ。
何処を走っても、走り屋は同じなんです。
速い奴は、何処を走っても速いのよ。
というのは、要するに走りはリズムだってことね。
リズムで走るから、コースは関係無いのね。
関係があるのは、橋の位置だな。
例えば、何処か新しいコースを走ったとしよう。
リズムに乗れば、どんなカーブでも、運転はそれ程危険ではないでしょう。
ところが、コースの途中に橋がありますと、一気にタイミングが狂ってしまいます。
走りに、リズムが無くなってしまうんだよね。
だから、多分橋の先が一番事故り易いんじゃないかな?
橋でタイミングを崩し、次のリズムに戻るまでが運転は危険なのよ。
これは、人生と同じなんだ。
人生もリズムとタイミングでしょう。
人生の変わり目ね。
人生の変わり目って、色々なことがあるの。
大切な人と別れたり。
仕事が変わったり。
深く悩んだりね。
言わば、これが人生の峠の橋だ。
人生の変わり目は、非常にバランスを崩しやすいのよ。
我々、カウンセラーのところに来るクライアントって、丁度、峠の橋を通過した辺りにいるんだよね。
それを速やかに、リズムに乗せるのが我々の仕事なのよ。
コースを教える必要は無いの。
走りに必要なのは、新しいリズムに乗せるだけで良いんだ。
まあ昨日、ある占い師のところに行ったんだけど。
その占い師にね、カウンセリングの仕方を伝えたのね。
占い師って、どちらかと言うと。
コースを教えることが、人を導くことだと思ってますよ。
ところが我々カウンセラーは、人に暗示をかけたり、新しいリズムに乗せた方が早いと知ってるわけよね。
催眠術は、暗示一つで人間を犬に変えたり猫に変えたりするでしょう。
正直言って、惚れさせることも簡単だし、極端な話、誰かと寝ても、強い暗示をかけたら最高な夜を相手に与えることが出来るわけです。
テクニックなんて、それ程関係無いんだ。
要は暗示の力なんです。
こう言ったらわかるかな?
テクニックよりも、ムードを作ることが暗示なんです。
自然に、人をその気にさせるわけね。
非常に悪い言い方をすれば、人をたらし込むということ。
その占い師との会話の中で、人に触れることで、催眠術をかけられと僕は言いましたよ。
触れることでの催眠術を説明していますと、隣であまみがこう言いました。
そのやり方は、昔、私にもやりましたと。
(笑)
そうそう、あまみがまだうちに越して来ない時ね。
青い太陽の分裂騒動のずっと前に、確かにあまみに催眠術をかけました。
あまみも、よく覚えていたよね。
(笑)
でもね、その為に今のあまみの人生があって。
今は、彼女は運命が過去より好転したならば、それは本当の意味で良いことだったと僕は思うの。
コースを覚えるよりも、リズムに乗せた方が効果があるのです。
どのリズムに乗せるかが問題なんだけどね。
例えば、人を自分に惚れさせる為に暗示をかけたらダメですよ。
(笑)
僕は、若い頃は、自分よりも生活力のある女性としか付き合いませんでした。
何故なら、僕よりも生活力のある女性は、自分よりも生活力の無い僕と、わざわざ結婚をしたがりませんからね。
人間は、自分の生きている立ち位置で行動が決まるんです。
そういった無意識を、勝手に動かすことは無責任なんだよ。
きちんと、その人に対して良い未来を霊視して、その人に確認してから暗示はかけるべきなんだと思うの。
でさ、その占い師というのが良いことを言ったよね。
僕のことを、こう言ったのよ。
先生は絶対に嘘はつかないって。
人を騙して、その結果、自分にどう返って来るかを先生は身を持って知っているのよ。
もう悪いことは出来ないの。
だからね、昔あまみちゃんにかけた催眠術も、ちゃんと先がわかっててやったことなのよ。
要するに、そういうことなのよね。
人間ね、あまり理屈っぽくならない方が良いよ。
能書きよりも、ハートで生きることだね。
頭で生きるか、心で生きるかということ。
今という瞬間を、本当に生きていたらさ。
まあ例えば、誰だって忘れられない強い思い出ってあるわけじゃん。
それは、今でも皆さんのハートにあるかい?ってこと。
中途半端な気持ちで生きていたらダメよ。
真剣に生きてなければ、強い想いは生まれないんだよね。
自分の過去の想いに執着しろと言ってるんじゃないの。
心が自分の現実を作るんだし。
生き方の道標になってくれると言いたいのね。
心が人を動かすよ。
考え方が人を動かすのであれば、皆さんのダイエットは成功するし、禁煙も簡単でしょう。
考え方で生き方が決まるなら、誰もが人生は思いのままだ。
強く生きてさ。
強く感じて。
真剣に生きる。
霊に取り憑かれた奴はさ、皆さん死んだ魚みたいな目をしてるもんな。
取り憑かれてあんな目なのか。
それとも、あんな目だから取り憑かれたのか。
いずれにしても、シッカリと生きるべきだと僕は思うよ。
想いこそが、自分を自分に戻してくれるんだからね。