二女の出産は計画出産だった。
そこの医師の
「○日は用事があるから、3日の日に
促進剤使って出しちゃいましょう。」
用事って…………!?
出しちゃうって…………!?
全然聞いてないんですけど…………!?
自然なお産っていうのがこの病院の
ウリでしょ…………!?
最近の事情はあまり知らないが促進剤は
よほどの事じゃなきゃ
使われないと聞いたことがある。
しかも医師の休みに合わせるなんて
ありえない!!
しかし、もう臨月…………。
仕方ない…………。
元旦那に話したら
「何とかなるわー。お産で死んだヤツなん
て聞いたことねーわ。」
思った通りの返事が返ってきた。
それで、その私をまだギリギリまで
現場に連れて行く。
とても良い運動になりすぎたので
+7キロですんだ。
誰もお腹をまじまじと見ないと妊婦だとは
気がつかなかった。
そしてXデー。
私は入院バッグを持って病院に向かい
手続きをして
点滴を受ける。
痛い!!
長女の時のような自然な痛みではなく
子宮が破裂しそうな痛み!!
破裂するってこういうことなのかと思った。
もうたまらない!!
看護士さんに言っても
「お産はみんな痛いのよ~!」
と、聞いてくれない。
いや、本当に破裂しそうなんだけどぉー!!
子宮口が開いてもいないのに
無理矢理バルーンを入れられ
「痛い~っ!!」
と、言ってしまった。
そして促進剤が効いていないあっという間の
分娩台。
子宮が破裂しそうで頼むから早く
終わってくれと
「まだ、いきまないで」
と、言われても
いきむ、いきむ!!
「本当に破裂して死ぬー!!」
と、いきんだらビリっと音がした。
切開もできない状態だったので
そこら中が破れ
何と尿道までつながってしまった。
「大変!!」と、看護士さんは言ったけど
私にとっては破裂しそうなお腹を
何とかしてほしかった。
握力200ぐらい
背筋力300ぐらいでいきみ
やっと産まれた…………。
医師が慌てて到着しボロボロになった
ところを時間をかけて縫合した。
後で聞いた話だが中の産道まで破れ
中を溶ける糸で縫ったらしい…………。
そしてお産で疲れきった私に元旦那は
「大げさなんだよ!」
と、一言。
抜糸をしてもちろん一人で、いや
産まれた二女とふたりで
また私が運転をして退院したのは
言うまでもない。
★最初からお読み下さる方はコチラ
ご観覧、いいね、ありがとうございます。