私の人妻店デビューは

これまた遅かった。

30才過ぎてからだった。

最初の店で辞めては金津園に行ったり

また戻ったりさせてもらっていた。

そして人妻店では初めて本番をすることを

知った。

人妻ヘルスと言うのでヘルスの口や手の

仕事だと思っていた。

その前に金津園にいたので抵抗はなかった。

金津園ではやっぱり2時間という

長時間の接客に精神的に疲れていたので

50分.70分.90分などは

一人のお客さんに対してサクサクっと

仕事ができて私には向いていたようだ。

5才ほどのサバ読みは当たり前で

色恋、サクサク、テクニック、オタク、etc…

お客に合わせて違う私を演じていた。

お陰で1日8時間、予約でうまり

使う時間もなく貯金は貯まっていった。

だが人妻店では何をしてもいいと思っている

お客が多く本番は暗黙の了解だが

生でやらせろというお客が一番やっかいだ。

ならソープに行けよ!

安く済ませようと人妻店で生だと~!?

そのためにみんなピルを飲んでいるという。

私は金津園の頃飲んでいたが

体に合わずいつも具合が悪かった。

もう飲みたくないと避妊にはリングを

使った。

避妊はできても病気は避けられない。

週1の休みは必ず性病検査に行ったが

検査は予防にはならない。

本当に性病だけは怖かった。

HIVにだけは絶対になりたくない。

そういうお客は他に生でやってる私と

生でやるのが怖くないのか?

自分だけは大丈夫だと思っているのか?

自分は確実に病気を持ってないと言い切れる

のか?

ひとりひとりに性病の検査表を持ってきて

ほしい思いだった。

でもまだまだ『嬢』としての目標金額に

達していない。

最後の検査をして異常なしを確認して

出勤は1日おきにして

スナックの業者として知り合った

夜は焼き肉屋で働きその後メンパブを

掛け持ちで働く△△△の店に

通うようになり優しい言葉にボケていった。

そして△△△のバースデーには

ドンペリのゴールドをおろした。