これからも使える!母の日苦手な人に伝えたいこと! | 明るい自閉症しいちゃんと私のときめき生活

明るい自閉症しいちゃんと私のときめき生活

重度の自閉症しいちゃんだけど、とても明るい女の子です。
私もしいちゃんにたくさんパワーもらってます。
子育てにちょっと疲れてしまった方にぜひ読んでいただきたいです。

しいちゃんは30才の女の子です。




自閉症で知的障害があります。



明るくて笑顔がかわいい女の子です。




私はしいちゃんのおかあさんで、56才のシングルマザーです。



今年も母の日が終わりました。





私は母の日が苦手で、毎年モヤモヤでたまりません。




どうして、「お前なんか死んでしまえ!」と言われ、暴力を振るわれてきた母親に、




「おかあさん、ありがとう」って言えるの?




贈り物とかしなきゃいけないの?




と思うわけです。




そんなのスルーすればいいじゃないかと思うかもしれないのですが、




私には、母親から愛情をもらってきた妹がいて、




「しずくまちゃん、お母さんがかわいそうだから、お金あげるからプレゼント買ってきて」と言われたこともあり、




母の日をスルーすることはできませんでした。





それをメールカウンセラーゆみさんに相談しました。




「しずくまさんは、お母さんからつらい仕打ちをされてきたんだから、気になるんなら、」




「100均の靴下にラッピングして渡せばいいよ」




と教えてもらいました。




私に明るい日差しが射し込んできました。




(あの母親には100円ショップの靴下で十分!)




と思ったんだけど、


 

  

私は100円ショップに行くのが苦手で、




それすらめんどくさくなってしまいました。




そして私は、年度末にお餞別にもらったハンドクリームを見つけました。




誰にもらったのか覚えのないハンドクリーム。




おまけにラッピングもしてある。




これにしよう。




私はしいちゃんがいない祝日4月29日に、




実家に車を走らせて、ポストにこっそり入れてきました。




一応不審物と思われると困るから、仕方なく母親に電話。




「来月母の日があるから、ポストのハンドクリームそれだから」



と言いました。




「ありがとね~しずくま。おかあさん、うれしいよ~」



と母親。




気持ち悪いです。昔は私が心をこめて選び、贈ったプレゼントに、



「悪いんだけど、現金にしてくれない?」




と言った母親。現金も1万や2万じゃ済まなかったくせに、




今ごろハンドクリームをもらって、猫なで声なんて、気持ち悪いです。




ゆみさんには私が母親にハンドクリームを渡したことは、とても良かったとほめられました。





そして少しまえの母親の話をしました。




4月に雨が続いたころ、妹から電話がありました。




「家にあった15年くらい前の柔軟剤を使ったら、




洗濯物が臭くなっちゃったよ~」




「おまけに洗濯槽まで臭くなって、洗濯槽も洗う羽目になっちゃったよ~」




とのこと。母親はとにかくストックが好きで、家の2部屋をストックで潰しています。




柔軟剤も洗剤も、マジックリンとかも20年分くらいあるそうで、




「しずくまちゃん、いらない?」と言うので、




「いらないよ!」と言いました。そして、




「ねえ、おかあさん死んだら、棺おけの中に、柔軟剤いれようか?」




と提案したら、妹は、




「そういう話はやめて!」と言いました。




妹は愛情を受けて育ってきたから、




そういう話は嫌みたいだけど、




私は母親が好きなものなんて、トイレットペーパーとか洗剤しか思いつかないなあ。




それをゆみさんに話したら、




「しずくまさん、強くなったね」と言われ、二人で笑いました。




これで私は「2大嫌な日」、母の日と母親の誕生日を乗り越えられそうです。




母の日の前に具合悪くなるなんて、もったいない。




それで母の日を恐れることはありません。




誰かの参考になったら幸いです。