しいちゃんは30才になりました。
小さく産まれたしいちゃんは、
健やかに育ち、
たくさんの人に愛され、
明るく元気な女の子になりました。
30年の間には、
お腹の中にいるときに、しいちゃんの父親は無責任にも去っていき、
早産で産まれ、
心臓に穴が空いていて、
なかなかミルクが飲めなくて、
やっとみんなに追いつけたなと思ったら、
自閉症と知的障害が見つかりました。
しいちゃんは本当は大変な人生を歩んできたのです。
もちろん私も大変だったのですが、
しいちゃんの明るさ、たくましさ、
そして可愛さに救われ、30年が経ちました。
しいちゃんが30才になっても、まだまだ可愛らしさを残しているのは、
しいちゃんの心がとても綺麗だからだと思います。
それは神様からのギフトだと思います。
27才でしいちゃんを産んだ私も、30年たち、今年57才になります。
私は30年を生きてきた、それなりの感じになっていますが、
しいちゃんがいつまでも可愛らしくて、
しいちゃんの顔を見つめていると、自分もあの頃に戻った錯覚があります。
毎日「しいちゃん、かわいいね、いい子だね」と言い続けた30年。
私がかけた言葉の通りに、30才になっても少女のようにかわいいしいちゃん。
私はしいちゃんのことを「女の子」とブログに書くけど、
30才は「女の子じゃない」って思う人もいるかもしれないけど、
しいちゃんは永遠の少女なので、女の子でいいのです。
しいちゃん、30才の誕生日、おめでとう!
しいちゃんの施設でもお誕生日を祝ってくれました。
しいちゃんの施設のお誕生会では、いつもしいちゃんが「ハッピーバースデー」を歌う係です。
今日はしいちゃんのお誕生日なので、職員さんが歌ってくれて、お友達が手拍子をしてくれました!