エルダーフラワーの季節。エルダーフラワーシロップ作り | フランス田舎でエコ暮らし日記

フランス田舎でエコ暮らし日記

フランス東部の田舎に住む50代主婦。
自然の中で、自分にできる範囲で、地球に優しいエコな暮らしの様子や季節のレシピ、私のつぶやきなどを綴っていきたいと思います。

5月末から6月初旬は、エルダーフラワー(セイヨウニワトコ)の季節。誰かのお家のお庭や生垣はもちろん、森や散歩道脇にもあちこちで咲いています。花が咲くまでは、そこにある事さえ気が付かないのに、小さな白い花が房になって咲き始めると、あ、ここにも!あそこにも!と咲き乱れていて、甘い香りが漂ってきます。


エルダーフラワーの木。房状の花がどんどん咲きます。


この季節限定のエルダーフラワーシロップを作らなくてはと、早速収穫に。と言っても、そこら中に咲いているので、散歩しながら摘んでくることができます。


小さな白い花が集まって、かすみ草みたいでかわいい。


シロップの作り方はとても簡単。

①1リットルの水に砂糖750gを入れて火にかけて溶かす。

②そこにエルダーフラワーの花(茎から花だけとる)400gとレモンの輪切り2個分を入れて24時間から48時間エキスと香りを抽出する。

ポロポロと花だけとれます。


今回はレモンがなかったので、冷蔵庫にあるレモン汁を使いました。


③それを漉して液をもう一度火にかけ、沸々したら弱火にして、好きな濃さまで煮詰める。

砂糖の違いで味も変わるのか?次回試してみよう。


④消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で保存。

(保存期限は保存状態にもよりますが、2ヶ月から半年)

フランス語では、エルダーフラワーをsureau シュローと呼びます


夏は、冷たい水や炭酸水で割ってサッパリと、寒い時期はお湯で割って飲むと、お花の香りで癒されます♪

更にエルダーフラワーには、利尿発汗作用や、粘液の浄化作用、抗ウイルス作用などもあるらしく、ヨーロッパでは昔から薬の代わりに使われていたんだとか。

冬のインフルエンザ予防や花粉症対策にも役立つかもしれません。


日本ではこの時期、梅シロップと梅酒を毎年作ってました。あー飲みたいなぁ。

日本にいてもフランスにいても、季節を感じながら生活できるって、幸せですね。