私は今月(4月)16日で透析三十年に達した。過去を振り返るとよく生き延びてきたなとの感想だ。当初、倉敷中央病院で導入したがその際、本を購入し、透析は自分でしなければならないものと勘違いし、看護師達がしてくれるとのことを後で知り、ホッとした思い出がある。あれから三十年いろいろな事を経験した。


1.透析導入時
 透析開始二か月後(43才)、二度目のシャント手術をする羽目になった。原因は透析導入時による尿によるものであった。ドライウェイト(以降DW)よりも1Kgも下がり、透析では尿が出ないのが前提なので、DW戻すことは分かっていたが緊急性を感じなかった。只、透析をする事が大変だなと云う思いだった。私が腎友会に入ったのはこの事が原因であった。又、リン(P)とカリウム(K)は同時に管理する事が出来ずに(不器用な為)、Kを先に調整し、その後にPを調整するようにした。

2.透析~10年(43~53才)
 元々、実業団で走っていた事もあり、福田公園の周囲(2km)をタイムトライアルをしていた。最初は週4回、翌年は週3回、4年目には週1回。その当時は殆ど体重増加はなかったと思う。その頃の趣味は釣り。サノヤスの波止に行っていた。後半は小型船舶の免状を取り、ボートで塩飽諸島や牛島に出向き、チヌやグレ、サザエを採っていた(写真は笠岡)。後半(50過ぎ)からは山登りに目覚め、釣りと山登りに明け暮れた。

3.~20年(54~64才)
 六十才迄はボートで遊び回ったが、定年を機にボートを処分し、山登りに励んだ。13ヵ月で岡山百名山に登り、富士山に友人と二人で登る。その後、三~四年位で車で中国百名山に登った。山口の西側は一泊し、翌日も簡単な山を登った。基本、山登りは一人で登る。中国百名山を終えて、取り敢えず500座を目標に継続する。熊との遭遇は二回ほどある。

4.~30年(65~72才)
 駅から登る里山で数を増やしていき、その頃は全て私が始めたスカイピースに必ずアップしていた。その後はYAMAPという山登りアプリに出会って、笠岡近辺に登った。3年前の5月に鬼ノ城で500座を達成した。コロナ発生期間(2020~23/5)は人に会わなくていい事を利用して、34座、79座、69座、47座(この年は食中毒で三ヵ月中止)を登っている。24~25年の夏場は中止し、その間、左足の骨折で2ヵ月中止や麦茶等で休止を余儀なくされている。その後は777座を目指し、現在615座で止まっている。ほぼ、里山に登っているが、最近は、総社の秋葉山や酒津の八幡山での回数が多くなっている。真備で出会った白竜とはその後十回程通ったが、もう出会わないだろう。そんな気がしている。

5.項目別
・塩分
 体重調整は塩分調整に尽きる。
・体重
 塩分調整をベースに、アルブミン値を参考にしながら食事量を調整している。最近は、透析食をベースに何とか頑張っているので低リスクに入っている。HD→HDFに代わり透析効率が上がりアルブミン値が下がったが、中断していた病院での透析食を始めた事により何とか回復した。
・血圧
 基本的には山登りをする事で降圧剤は不要だ。山登りが出来ない時は、透析前に水島運動公園を二周エクササイズウォーキングする事で山登りの代わりになり得る。タラタラ歩いていては効果は望めない。
・シャント
 計三回ほど作り直したか?作り直した原因は定かではないが、極力シャント側の腕に負荷を掛けないことだと思っている。その為、台車やキャリーカートを利用している。
・リン
 この調節は便通を良くすることで解決する。下剤を飲み出し、便通がスムーズな時のPは完璧であることが理解出来ていた。たまたま、便秘がちの時に医者に勧められたフォゼペル(5mg)を使用して今は管理範囲内。只、医者も云っていたがこの薬は難しいと。下着は二~三回汚した。だが、この薬は工夫すれば利用する事が可能である。食前に飲むようになっているが、飲むタイミングを食事開始二~三分頃にずらして落ち着いている。
・カリウム
 スイカの赤身だけ切り取り、正味の部分だけ重量を測り食べている。干し柿も沢山作っているがほぼ廃棄している。
・血管(シャント以外)
 透析日に病院へ行くと血管が詰まっているとの事。翌日、お世話になっていた鬼無のO病院で処置して貰った。バルーンも何回(二桁以上?)した事か?現在は岡山の病院であり、造影剤の代わりに炭酸ガスを使用しており、ヨードを受け付けない私としては有難く思っている。

6.その他
1)日記は60年続けている。身体への入出力(食べ物・水分・便等)、体重、血圧、睡眠時間、歩行数等をシステム手帳を活用している。最初はエクセルにデータを入力して傾向管理をしていたが、五十才頃に仕事を代えて貰い、透析中も勉強する羽目になり、傾向管理を止めて現在に至る。
2)最近、体調を壊して、ChatGptを使って、胃に負担を掛けないよう、食べ物を選定して貰っており、体調回復に一役買って貰っている。。最近、ワーファリンを使用している友人(非透析者)に「納豆は駄目だよ」と、いくら云っても人の云うことを聞かない。そこで、ChatGptに相談したら、系統立てた説明を見せたらやっと納得してくれて、納豆を食べないようになった。因みに、青汁も駄目なようだ。
3)透析していると、日常に流されがちであり、ボケ防止も兼ねて、以下を実施している。一人暮らしなのでボケる訳にはいかない。
 ①畑仕事:スイカ作り(苗二本で約四十個)←スイカ作りは難しいが生きがいでもある。
 ②読書:年間八十冊(水島図書館開設以来、約三千冊は下らない)
 ③漢字クロス:116冊(約4年)←当用漢字以外の知らない漢字もあり、勉強になっている。

7.最後に
 この透析三十年を読んで、皆さんとは異なる部分も沢山あると思います。スカイピースを利用して、色々な意見を出して貰えば有意義な透析ライフを楽しめる事と思います。基本的にはお医者さんに相談し、改善していく事をお勧め致します。私は山登りの途中ではありますが、最近、透析後にフラフラしており、やっと透析患者になった感じがあります。今までお世話になった医療関係の皆様、有難うございました。そう長くはない今後も宜しくお願い致します。