起床時間まで起きる事なく爆睡した
車に乗り込み一服
ここでの朝は掃除から始まる
俺は宿泊スペースの掃除を担当した
掃除を終えて朝食
俺は近くのコンビニに昼飯もと買いに出た
今日のマッチング
予定は3ヶ所
今日は人数が増えて8名だったが
昨日の草刈りリーダーからの報告で
全員がその場所で活動する事になった
活動場所は原町区雫
海を見下ろす少し小高い丘の墓地
墓地の片付けから始まった活動は海に向かって丘の縁の草刈りに範囲を拡げている
昨日に引き続きのリーダーからの現地ミーティング
昨日のメンバーは草刈りの続き
俺ら追加メンバーで墓地の仕上げとなった
墓地では石屋さんが墓石の修復を始めていた
墓地班は昨日メンバーに男女1名づつが増えた5人
女性2名は、上の墓石を流されたお墓の中の細かな瓦礫拾い
残りの男性3名で墓地の風避けとなっている、背の低い竹薮の瓦礫拾う
俺は昨日のリーダーに提案
乱雑に生えた竹薮に見切りを付けるように竹を切り揃えて綺麗に仕上げようと
俺は自分の車からノコギリを出して先行
一人がその竹を、その後をもう一人が瓦礫を拾う
女性達からは
砂が入り込んだ墓の中に
どこまでが瓦礫で、どれが遺骨なのか解らないと
精神的に辛い活動を頑張ってくれていた
昼休み
トイレの無いこの場所
近くのコンビニまでみんなで向かった
6号沿いのコンビニから数百㍍先
そこはこの前たどり着いた20㌔の境界線だった
海風が冷たい今日
俺はコンビニで暖かい汁物を買った
墓地の手前の駐車場スペース
玄関の柱が傾き1階の壁が流された住宅の前に並んで昼食を取った
今日のリーダーも自分の車で来ている
南相馬までのルートの話になった
みんな迷走しながら乗り込んで来ていた
草刈り隊のもう一人も参加して情報交換
ナビを見ながら
結局、前回迷いながら最後に選んだルートがみんなの答えとなった
リーダーから草刈りが終った斜面での瓦礫撤去を頼まれた
夏の間、伸びきってしまった雑草
草刈り機に何度も当たる感触に大量の瓦礫が隠れてるのが解ったらしい
墓地班から俺が抜け、今日あとから参加した若い男の子が担当する事になった
刈られた草を退けると荒れた斜面に瓦礫が出てきた
斜面の下の道路は側溝が埋まり水溜まりになっている
瓦礫の搬出ルートが無い
二日目の草刈りの作業は進み、二人で入るにはあまりにも範囲が広い
午後の半日で出来る事と、先ずは草を集める事にした
草を数ヶ所に山にする
しかし足元が悪い
油断すると水溜まりに足を取られる
ボコボコの斜面は所々に水溜まりを作っている
その上に瓦礫が
誰が入るにしても足元を良くしておかないと!
草を退けると、2本の深い轍があるのが解った
多分、重機のキャタピラの跡
自衛隊かなにか、震災早くに出来た物だと思う
上に向かって斜めに伸びる轍の始まり、斜面の中腹から土を退けて水を流し出す
そこへ代表が来た
斜面の下の状況を伝える
勢いよく流れる水
しかし所々の窪地の水までは出せない
何より、下の側溝を復旧して足元良く下からせめる事を提案した
代表はこの場所の説明をしてくれた
地域の区長さんからの依頼で墓地の片付けから始まったが、20に満たない墓地とその周りの丘の上だけですでに一ヶ月かかっている
やっと斜面に範囲を拡げてきた
その下の畑は、取り敢えずの大きな瓦礫は集められているがまだまだこれからと言った所
畑の先の通り沿いに区長さんの家があったらしいが、集落の墓地の依頼しかまだ出ていない
『私はね!依頼が有ろうが無かろうが、この場所を全部綺麗にしたいんです!
この先、ここには住民が戻って来ないかも知れないけど
とにかく綺麗に片付けたいんです!
そうすれば、みんなが元気になると思うんです!』
海に向かって広がる平地を見ながら代表が言った
『俺また来ます!』
代表にそう伝えた!
昼食を取った民家は、家主が残った物を持ち出した以外そのままになっている
庭先には荒れたままの瓦礫
アンパンマンの靴に目が止まった
俺は少し早めに活動を終えて、帰りの高速の申請に社協と合同庁舎に行った
本体の社協は大きな施設だった
活動から戻ったボランティアさんも沢山いた
外のホワイトボードには、今日の活動内容が書かれている
瓦礫撤去 0人
写真洗浄 20人
仮設住宅支援 30人
参加者の少ない出張所が、ハード活動を一手に引き受けてる
なにか矛盾を感じた
センターに戻り代表に声をかけた
お互いの連絡を交わして次回の約束をした
『是非お待ちしてます!』
迷いながらたどり着いた場所
誰かが呼んでくれてるのか
ならばしばらくここで
アンパンマンにでもなるかな…
………


車に乗り込み一服
ここでの朝は掃除から始まる
俺は宿泊スペースの掃除を担当した
掃除を終えて朝食
俺は近くのコンビニに昼飯もと買いに出た
今日のマッチング
予定は3ヶ所
今日は人数が増えて8名だったが
昨日の草刈りリーダーからの報告で
全員がその場所で活動する事になった
活動場所は原町区雫
海を見下ろす少し小高い丘の墓地
墓地の片付けから始まった活動は海に向かって丘の縁の草刈りに範囲を拡げている
昨日に引き続きのリーダーからの現地ミーティング
昨日のメンバーは草刈りの続き
俺ら追加メンバーで墓地の仕上げとなった
墓地では石屋さんが墓石の修復を始めていた
墓地班は昨日メンバーに男女1名づつが増えた5人
女性2名は、上の墓石を流されたお墓の中の細かな瓦礫拾い
残りの男性3名で墓地の風避けとなっている、背の低い竹薮の瓦礫拾う
俺は昨日のリーダーに提案
乱雑に生えた竹薮に見切りを付けるように竹を切り揃えて綺麗に仕上げようと
俺は自分の車からノコギリを出して先行
一人がその竹を、その後をもう一人が瓦礫を拾う
女性達からは
砂が入り込んだ墓の中に
どこまでが瓦礫で、どれが遺骨なのか解らないと
精神的に辛い活動を頑張ってくれていた
昼休み
トイレの無いこの場所
近くのコンビニまでみんなで向かった
6号沿いのコンビニから数百㍍先
そこはこの前たどり着いた20㌔の境界線だった
海風が冷たい今日
俺はコンビニで暖かい汁物を買った
墓地の手前の駐車場スペース
玄関の柱が傾き1階の壁が流された住宅の前に並んで昼食を取った
今日のリーダーも自分の車で来ている
南相馬までのルートの話になった
みんな迷走しながら乗り込んで来ていた
草刈り隊のもう一人も参加して情報交換
ナビを見ながら
結局、前回迷いながら最後に選んだルートがみんなの答えとなった
リーダーから草刈りが終った斜面での瓦礫撤去を頼まれた
夏の間、伸びきってしまった雑草
草刈り機に何度も当たる感触に大量の瓦礫が隠れてるのが解ったらしい
墓地班から俺が抜け、今日あとから参加した若い男の子が担当する事になった
刈られた草を退けると荒れた斜面に瓦礫が出てきた
斜面の下の道路は側溝が埋まり水溜まりになっている
瓦礫の搬出ルートが無い
二日目の草刈りの作業は進み、二人で入るにはあまりにも範囲が広い
午後の半日で出来る事と、先ずは草を集める事にした
草を数ヶ所に山にする
しかし足元が悪い
油断すると水溜まりに足を取られる
ボコボコの斜面は所々に水溜まりを作っている
その上に瓦礫が
誰が入るにしても足元を良くしておかないと!
草を退けると、2本の深い轍があるのが解った
多分、重機のキャタピラの跡
自衛隊かなにか、震災早くに出来た物だと思う
上に向かって斜めに伸びる轍の始まり、斜面の中腹から土を退けて水を流し出す
そこへ代表が来た
斜面の下の状況を伝える
勢いよく流れる水
しかし所々の窪地の水までは出せない
何より、下の側溝を復旧して足元良く下からせめる事を提案した
代表はこの場所の説明をしてくれた
地域の区長さんからの依頼で墓地の片付けから始まったが、20に満たない墓地とその周りの丘の上だけですでに一ヶ月かかっている
やっと斜面に範囲を拡げてきた
その下の畑は、取り敢えずの大きな瓦礫は集められているがまだまだこれからと言った所
畑の先の通り沿いに区長さんの家があったらしいが、集落の墓地の依頼しかまだ出ていない
『私はね!依頼が有ろうが無かろうが、この場所を全部綺麗にしたいんです!
この先、ここには住民が戻って来ないかも知れないけど
とにかく綺麗に片付けたいんです!
そうすれば、みんなが元気になると思うんです!』
海に向かって広がる平地を見ながら代表が言った
『俺また来ます!』
代表にそう伝えた!
昼食を取った民家は、家主が残った物を持ち出した以外そのままになっている
庭先には荒れたままの瓦礫
アンパンマンの靴に目が止まった
俺は少し早めに活動を終えて、帰りの高速の申請に社協と合同庁舎に行った
本体の社協は大きな施設だった
活動から戻ったボランティアさんも沢山いた
外のホワイトボードには、今日の活動内容が書かれている
瓦礫撤去 0人
写真洗浄 20人
仮設住宅支援 30人
参加者の少ない出張所が、ハード活動を一手に引き受けてる
なにか矛盾を感じた
センターに戻り代表に声をかけた
お互いの連絡を交わして次回の約束をした
『是非お待ちしてます!』
迷いながらたどり着いた場所
誰かが呼んでくれてるのか
ならばしばらくここで
アンパンマンにでもなるかな…
………

