ボランティアセンターの喫煙所



センターに居る時、煙草吸いの俺はよくここに居る!



総隊長やここで親しくなった人にも愛煙家が多く

ここにたまって来てはいろんな話や作戦会議をしたり



ここで、前回一緒に大槌で活動した呉服屋さんと一緒になり話をした





大槌にまだ困難な場所があり総隊長と見に行ったらしい




その話を聞いて、大槌の総隊長を呼んで相談


次回のチームの活動として明日現調に行く事にした




場所は大槌に道具等を置かしてもらってる大学の海洋研究所


その裏に研究生が泊まれる寮がある



海から数十㍍


その寮の屋上に津波の引き潮で住宅の屋根が乗っている



総隊長の話では手摺りの無い屋上の作業


一軒分の屋根がそのままに乗ってる事で、一般のボランティアでは危険だから入れられないとの事



屋上での作業、荷揚げ荷下ろしならよくある仕事と慣れている


大丈夫!うちらに任せて下さい!と引き受けた





翌日


今日は別動隊としてセンターの車で大槌に乗り込んだ




裏の仮設トイレの前にその寮があった



外階段の上のタラップで屋上に



いざ屋上に上がって驚いた!


屋根は形をそのままに瓦を乗せ、その下地も、その下の梁や桁まで付いたままだった


それにサッシの窓枠や家具



屋上の1/3に屋根、その周りに外壁や家財で屋上全てが埋まっていた




総隊長の話は、投げ落とす事も出来るが
瓦はそのまま割らずにロープで下ろしたいと


瓦の量を考えるとロープで手下ろしはかなりの重労働




滑車を付けての作業を提案した



今日はその為の下準備をする事に





メンバーは3人



すっかりうちらのコーディネーターになった呉服屋さんと、いつも活動場所に綺麗なトラック型移動トイレを運ぶ運転手さん




滑車は現場同様に足場に使う単管パイプで小さなクレーンのように親を建てる事にしたので当日に準備




先ずは足元を良くして、荷下ろししやすいように分別して滑車の設置場所の周りに集める




足元が良くなると3人で手渡しに瓦を外し積み上げた




瓦を取り除くと、俺はその下の下地をバラシ始めた



野地板を剥がし垂木を外す

桁と梁はボルトで留まっている



今日はいつも現場で使ってる腰道具に、使えそうな小道具も持ち込んでいる



わりかし新しい家だった為ボルトは簡単に外れる


が、木材が新しいので釘はかなりきいている…





ん?



まさに東大元暗し!



ここにあるしっかりした角材を使えば、単管パイプなど持ち込む必要はないぢゃん↑





早速、使い勝手の良い部材を拾い出して、屋上の縁に柱を建てる



屋上の縁に垂木で張り(バリ)をかって

そこから筋交いで柱を固定した



後は当日に滑車とロープを持ってくるだけ





屋上でバラした大きめの金属と木材は空地になっている海側に投げ落として、午後に一般ボランティアさんに片付けてもらう事になった





様子を見に来た総隊長



作業の進みを喜んでくれたが



今日バラした所と投げ落とした瓦礫



まだまだ屋上には多くの瓦礫が残る



時間の荷下ろしを考えればけして充分ではない





活動時間終了


他のボランティアさんが作業を終えて戻ってきた




目の前に見下ろす仮設トイレ


その列が切れるまで

皆さんに迷惑をかけないギリギリまで!





この日の作業終えた





終礼が終ってボランティアバスが出発する



隊長達と見送ると、時間の打合せをして帰路についた





センターまでの帰り道



助手席に呉服屋さんと二人



今日の話から次回の話


それから今のボランティアの話になった




遠野のボランティアセンターの引越し


これからのボランティアの在り方




それと最近行った福島の話

他の被災地の現状




今回の震災の範囲の広さ

ボランティアの活動期間の長さ


被災した各地にそれぞれの事情があり
長期に渡り膨大な数のボランティアにもそれぞれの考えがある



俺自身


それぞれに同調したり、反論する思いもある




正直に言えば


最近この先の自分の活動に
正しい答えがわからないでいた





提案なのか意見だったか



愚痴にも聞こえる話





優しく聞いてくれる少し年上のこの方に


そんなモヤモヤした気持ちを吐き出してしまっていた…








………









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