前回からの続きです。
人口破水させ、急に陣痛の痛みが強くなってきました。
担当の助産師さんが来てくれ、ついに麻酔をかけることに
人口破水させた時に、お股に色々器具を入れられたことで、
膀胱炎みたいな不快感があったので、
先にトイレに行かせてもらいました。
麻酔をかけたらその後、尿道カテーテルで痛みなしに採尿できますよって
助産師さんが教えてくれたけど、
気持ち悪かったので、自力で行きました。
自力でトイレに行けるくらいだったので、
陣痛が痛いと言っても、耐えられない痛みではありませんでした。
でも
この痛みを何時間も耐えなきゃいけないっていうのは絶対に無理
本当に無痛にしてよかった～
トイレから戻ってきて、麻酔をかける準備をしてもらいます。
横になって背中を出し、先生が来るのを待ちます。
この麻酔待ちの時が一番辛かった～
先生が来てくれて、背中を消毒してくれました。
麻酔のチューブを入れるのは2ヵ所で、
それぞれを入れる前に局所麻酔の注射を打ちます。
この注射を打つ時は、絶対に動いてはいけません
ガンガン陣痛来てる中で、絶対に動いてはいけないっていうのは辛かった
しかもお腹大きいのに、エビのポーズをとらなければならない
局所麻酔の注射はけっこうチクってしたので、
少しピクついてしまいました
「動かないで！」って先生に言われ、
助産師さんにがっしり体を押さえられました
なんとか麻酔のチューブを入れてもらい、試しに少量の麻酔を入れてもらいました。
麻酔が効くのに10分程度かかるとのこと。
10分ほど立つと、だいぶ楽になりました
麻酔サイコー
全く無痛になったわけではなく、
破水前プラスアルファくらいの痛みはありますが、
麻酔前と比べたら全然違います
15時過ぎに人口破水して、
麻酔が効き始めたのは16時くらい。
なので、私が本陣痛に耐えたのは実質30分ちょっとくらいです。
それでもキツかったわ
16時に内診してもらったところ、子宮口は９センチ開いていました。
ただ、助産師さん曰く、麻酔があまり効いてなさそうとのこと。
通常、麻酔を入れると、陣痛の波もわからなくなるくらい無痛になるそうですが、
私の場合は重めの生理痛くらいの痛みが残っています。
助産師さんから見ても痛くて辛そうとのこと。
先生を呼んで、麻酔を調整してもらうことになりました。
麻酔の量を増やしたり、体勢を変えてみたりして、
少しはマシになった気もしたけど、全く無痛になることはありませんでした。
「もし辛かったら、背中のルート取り直すけどどうする？
でももう子宮口ほぼ全開だから、すぐに生まれそうだけどね。」
またエビのポーズしないといけないの嫌だし、
我慢できない痛みではないし、
もうすぐ生まれると聞いたので、
このままいくことにしました。
（実際は、その後３時間かかったんですけどね
笑）
17時頃、子宮口が全開になったので、分娩体制に入りました。
ベッド状だったベッドが、分娩台にトランスフォームしました
陣痛の波に合わせて、
一回深呼吸 → 息吸って止めてイキむ → もう一度息吸って止めてイキむ
この繰り返しです。
やっぱり麻酔がかかっているので、
イキむって感覚がいまいちわかりません
肛門を閉めて力を入れると言われましたが、肛門に力が入りません
そして、息を止めなきゃいけないのって、けっこうキツいです。
イキむとちょっと酸欠状態になってしまい、胸がすごく苦しくなっちゃったので、
休憩をはさみつつやっていました。
ところで私
出産て、子宮口が全開になるまで、
陣痛に耐えたりイキみ逃ししなきゃいけないのが一番大変で、
子宮口が全開にさえなったら、
あとは数回イキんで生まれるもんだと思っていました。
なので、17時からイキみ始めたので、遅くとも17時半くらいには生まれるのかな～
と思ってました。
しかーし
全くそんなことはありませんでしたよ
助産師さんにイキみ始めてからどれくらいで生めるのか聞いたところ、
普通分娩の場合は数回イキんで生まれることもあるけど、
無痛分娩だと少なくとも１時間はかかるとのことでした
オーマイガー
やっとゴールが見えてきたと思ったのに…。
17時過ぎからイキみ始めて、１時間半程度頑張りましたが、
生まれる気配ないのでいったん休憩しました。
小1時間休憩した後、内診してもらうと、
赤ちゃんけっこう下がってきてるとのこと
髪の毛ももう見えていると
再び、イキみ始めます。
休憩前と比べるとよくなってきたけど、
やっぱり最後のところがつかえて出てこないみたいです。
「あと数回頑張ってみて、出てこないようなら、
吸引分娩します。」
吸引．．．！
赤ちゃんの頭の形が変わるヤツだ
ちょっと可哀そうだけど、出てこれないならしょうがない
そして数回頑張ってみましたが、やっぱり出て来ず。
「旋回異常かな．．．？」
と、先生。
「今から吸引してお産のお手伝いするけど、
吸引は何回もできないので、
それでも産まれないようなら、帝王切開になります。
だから次、なんとしてでも頑張って！」
帝王切開～
ここまで来て帝王切開は絶対に避けたい！
なんとか頑張らねば
一回、吸引で頑張ってみましたが、生まれず
「次、絶対決めるよ！
次は吸引もするし、おなかも押してお手伝いするけど、
生むのはみかんさんだからね！
みかんさんがしっかり頑張らないと生まれないよ！」
助産師さんがひとり、わたしの上に馬乗りになってスタンバイ。
クリステレル圧出法というヤツです。
陣痛の波が来て、必死にいきみました
出産で、助産師さんが馬乗りになって全体重をかけてお腹を押すっていう処置が
あるということは知っていましたが、
あんなに何回もお腹を連打（？）されるものだとは思っていませんでした。
けっこう苦しかったです
ううううう．．．と
唸りながら、必死にイキんでいると、
股の間から頭が出てるのが見えました
「もう力抜いても大丈夫だよ～。」
角度的に、体が全部出たのか見れませんでしたが、どうやら生まれた模様。
すぐには泣き声が聞こえなかったのでドキドキしましたが、
しばらくして元気な泣き声が聞こえてきました
へその緒の処理をしてから、
助産師さんが胸の上に赤ちゃんを乗せてくれました。
まだ肌が紫色で、体も羊水でベトベトでしたが、
元気な泣き声のかわいい赤ちゃん
私が手を差し出すと、すごく強い力で握り返してくれます。
ママは号泣ですよ
やっと産まれた～
結局、生まれたのは20時でした。
やっぱり、知らないうちに会陰切開はされていたようです。
「けっこう切りました？」
「いや、そこまでは切ってないですよ。普通です。」
って助産師さんは答えてくれたけど、
後日、けっこう深く切ったということを先生から聞きました
ただ、この時点では麻酔が効いているので、
縫う時も痛くもかゆくもありません。
次の日からこの痛みに苦しめられることになるんですが．．．
麻酔が切れるまで2時間ほど分娩室で休んで、その日は母子別室で休みました。
硬膜外麻酔の副作用で、頭痛などが出たりする人も結構いるみたいですが、
幸いなことに私は全く副作用ありませんでした。
以上、私の出産レポです
前半のかなり順調な進み具合から考えると、
思ったより時間がかかってしまいましたが、
トータルで考えたらけっこう安産だったんではないでしょうか？
ちなみに隣の部屋で、私とちょうど同時刻に陣痛・出産していた人の声が聞こえていたんですが、
その方は普通分娩のようで、ずっと痛みで泣き叫んでいました
恐ろしかったです。
本当に、私は無痛分娩にしてよかったな～！と思います
そして、立ち会い出産をすべきかどうか悩んでいましたが、
結局旦那には最後まで付き添ってもらいました。
（麻酔処置をする時だけ退室してもらいましたが）
担当の助産師さんがついてくれると言っても、
ずっと付き添ってくれるわけではなく、
放置される時間も長かったので、そばにいてくれて助かりました。
ちょっと飲み物取って、とか気軽に頼める人が近くにいると、やっぱり便利です。
もし普通分娩だったら、痛みでわけわかんなくなっているから、
あんまりそばにいてほしくなかったかもしれないけど、
無痛で始終落ち着いていられたから、話し相手がすぐそばにいてくれて心強かったです。
旦那も、もし普通分娩だったら絶対に立ち会いたくないと言っていました
やっぱ身内が苦しんでいるところは見ていられないそうです。
ちなみに、助産師さんに馬乗りになられて必死にいきんでいる私の姿を見て、
旦那は涙が出たそうです。笑
母の大変さが、ちょっとはわかったかな
以上、私の無痛分娩レポでした
