わたしは車を運転する。
免許を取ったのは大学生の頃、免許合宿で。
卒検の実技はど田舎の道を走り、
高速道路はシュミレーターで大事故をしたが
なぜか2週間で習得できてしまった。

車の運転に非常に苦手意識があったので
その後2年くらいペーパードライバーだったが
就職の関係でやむを得ず毎日運転する羽目に。
通勤中に左に寄りすぎて
電柱にミラーが当たって曲がったり
職場の上司の車に車体をめり込ませたり
職場の駐車場のフェンスの突起が
車体に突き刺さったりと、
車をボコボコにしながらも車通勤しか手段がなかったため
毎日運転した。

それから10年経ち、今ではわりと運転は好きで
県内、隣の県でドライブを楽しむほどに。

しかし今になっても唯一苦手なのが、
高速道路。

まず合流するときの緊張感。
サイドミラーや目視で車を確認して
加速しながら合流、
その後、ずっと左車線を走り続けるのが
わたしの中での決まり。


Q.なぜ右車線を走らないのか?

A.こわいから

以上です。



でも、ずっと左車線を走っていると、
65キロ〜70キロくらいで走る車に出会う。
いや、最低80キロは出してくれよ、
と、心の中で願う。

でもその車を追い越すために
右車線に行くくらいなら、
同じスピードで左車線を走る。

右車線はスピードの速い車が
どんどんどんどん追い抜いて行く。
120キロとか出てるんだろうか?

きっと、右車線をビュンビュン行く車と
行き先が同じなら、
その人はわたしより遥かに先に
目的地に辿り着くのだろう。

右車線を難なく走る勇気と能力があれば
わたしの人生はもう少し違っていたのかもしれない