向田邦子さんは著名な作家なのでお名前とお顔は知っているが、その方の作品を読んだこともドラマを見たこともなかった。

 

先日、有名な監督で私の敬愛する監督さんの新作を撮影するというメールが来たので早速応募した。

その時点では作品のタイトルも出演者も知らされなかったが現場に行ってみたら事情通のエキストラ事務所に所属している方が教えてくれた。

 

これは「阿修羅のごとく」で四姉妹の物語で有名な女優さんが出ていた。その四姉妹の配役を教えてもらって歓喜した。

すでに8月中旬からクランクインしていたそうだが私が知ったのは今月の初めにメールが来てからだ。

 

現場では美しい人気女優さん5人のお顔を拝見することができた。

母親役は私の想像した女優さんだったので嬉しかった。

私はキャストよりも監督にお会いすることが目当てだったのでそばで監督の様子を見ることが出来てウキウキだった。

4年前にもこの監督のネットフリックスのドラマに参加したことがあり、主演女優はテレビとは全く印象が違う高慢な感じで好きになれなかったが、監督は撮影終了後にみずからエキストラ20人くらいにひとりずつ記念品を手渡ししてくれた。

二言三言お話することが出来てとても光栄だった。世界的に著名な監督さんなのに偉ぶったところがなく腰が低い。

作品も素晴らしく今までネットでほとんど観ている。

 

今回は記念品は受付した時点でADさんから配られたので監督に挨拶する機会はないのかなと思っていたら、終了後に出入り口のドア付近に監督が立っていて一人ひとりに会釈をしていた。

規則では出演者や監督に声を掛けたり握手を求めたりしてはいけないので、私は「ありがとうございました」とおじぎをしたら監督も「ありがとうございました」と返事をしてくれた。

朝6時に起きて来た甲斐があったと思った。

終了時間も予定より早く終わり息子の帰宅時間までに間に合った。

 

 

その後「阿修羅のごとく」のストーリーを知りたくてネットで映画版とNHKオンデマンドで昔のドラマ(全7話)を観た。

原作も読みたくて図書館で予約して昨日受け取りに行き昨日一日で一気に読んだ。

 

映画版を先に観たが四女の深キョンの演技が下手で、三女の恋人役の中村獅童の役作りもウザくてあまり興味が持てなかった。

映画版は監督が森田芳光、母親が八千草薫、父親が仲代達矢、長女が大竹しのぶ、次女が黒木瞳、三女が深津絵里、四女が深田恭子。

NHKドラマ版は古いのだが演出が和田勉、父親が佐分利信、母親が大路三千緒、長女が加藤治子、次女が八千草薫、三女がいしだあゆみ、四女が風吹ジュン。

すでに亡くなられた方が多いので今の若い人はたぶん知らないだろう。

私もリアルタイムでは見ていないので父親役と母親役の方は全く知らない人だったがあとの四姉妹の演技は素晴らしく引き込まれた。

 

今作のネットフリックスのドラマはネットの芸能ニュースの一部では配役が漏れているがまだ正式には発表されていないのでここでは書くことを控えます。

 

とにかく女優陣5人は素晴らしい方ばかりで、さすがこの監督さんが選んだ人だなあと感心。

放映が楽しみです。