春に散る

 

私は横浜流星くんのファンで去年の年末に3日間ロケに参加した。

ボクシングの観客役で試合は迫力があってとても良かった。

席はシーンごとに替えるので私はわりといい席で観ることが出来た。

長時間の撮影でとても疲れたが、素のままの流星くんを見ることが出来てすごく嬉しかった。

昼休憩のあとにトランクスを前後反対に履いてきたり(笑)マウスピースをつけるのを忘れたり、グローブの下に軍手をはめるのを忘れたり、疲れているんだなあと思った。

 

熱心なファンは名古屋や大阪からホテルを取って参加していた。

試合の相手役は窪田くんで彼はストイックで凄かった。

カメラが回っていない少しの空き時間でもダンベルを持って鍛えていたり腹筋をやっていたりした。フットワークもプロのような動きだった。

共演の鶴太郎さんにプロテストを受けたらと勧められていたが年齢制限があるし、どうかなぁと笑っていた。

クランクアップしたあとに流星くんがプロテストに合格したニュースを見て、これは映画の宣伝の為なんだろうけれど確かに流星くんも只物ではない動きだった。元々運動神経が優れているのだろう。

 

映画公開を待ちわびて8月25日と半端なシーズンだったので随分遅いなぁと感じた。

クランクアップが1月の中旬で編集作業に時間がかかるのは分かるが。

 

とにかく公開を待ちわびていたのだが運悪く私は体調を崩した。

熱は無かったが咳、痰、のどの痛みがひどく診断は気管支炎だった。

2週間は安静にして薬も服用して食べ物にも気をつけていたがなかなか回復しなかった。

 

映画館で咳の発作が出たら周囲に迷惑がかかる。

今月中に様子をみて行こうと思い映画館の予約状況を見ていたら土日でもガラガラなのだ。

一日1回の上映しかない。ほかの人気映画は一日4回もやってるのに。

 

なんか嫌な予感がしていたのだ。

最初の週の興行成績をネットで見たら10位だったのだ。

ジプリとか人気洋画とかに押されてしまって、流星くんや窪田くんのフアンしか観に行かないのだろうか?

連休は息子と出かけたり、平日でも彼氏が来たり、ルミネの10%オフに買い物に行ったり、田中貴金属に金を売りに行ったり、今月の後半は慌ただしく過ごし、やっと昨日映画を観に行こうと予約画面をみたら既に春に散るは終了していた。

え~ッと残念この上もなかった。

8/25に公開で9/21に終了って早くないですか?

ネットで調べたら新宿や日比谷はまだやっているみたいだが、交通費を千円以上かけて往復の時間もかけて行くのは疲れるなぁと思った。

 

なんで不入りだったんだろう?

沢木耕太郎さんの原作も図書館で借りて上下2巻と長かったが読破した。

原作と映画の内容はあまりにも違ったのではないか?

原作は老いた元プロボクサーがアメリカから帰国して偶然若いボクサーと出会い、彼をなんとか再起させようと昔の仲間を誘って合宿し若い彼を鍛え上げてチャンピオンと対戦させると言う、主役はあくまでも老人4人衆だった。同じジムで四天王と呼ばれた4人の元ボクサーに視点を置いていた。

ところが四天王が三人衆になっていた。

親切な不動産屋の事務員が、その元ボクサーの親戚の娘になっているし若いボクサーと恋仲になる。

脚本が原作と違いすぎる。

 

撮影に行った時もなんか監督と脚本家が揉めていたようだった。

あの人だれ?って隣の人に聞いたら「脚本家の先生よ」と教えてくれた。

 

ベテラン女優も監督の言うことを聞かないで勝手に自分の私見を述べて脚本どおりに動かないし、なんかなんかチームワークが上手く行かなかったのかな。昔のトレンディ女優で私の嫌いな人だ。すごく若作りしていた。

 

しかし俳優部の皆さんは素晴らしかった。

横浜流星さん、窪田正孝さん、佐藤浩市さん、片岡鶴太郎さん、小澤征悦さん、ボクシング指導の先生、みんな良かった。

 

ツイッターで感想を調べたがボクシングシーンは迫力があって良かったがほかはつまらなかったと言う意見が多数。

 

日比谷はいつまでやっているんだろう。なんとか観に行きたい。

 

そのうちUネクストやネットフリックスでもやるだろうし、それまで待つかな。