夏の終わりに

 

私の不注意なのか何なのか今年の夏はたいして夏らしいこともしてないので小旅行を計画していたが、それどころでは無かった。

 

まず、先月の25日に銀行を3軒まわった。

翌日からくしゃみと鼻水が止まらなくなった。

銀行のATMで並んでいる時に後ろにマスクもつけずにセキを連発していた男がいた。

不快だったが私はマスクをしていたし、直ぐに順番が来たから大丈夫だと思った。

 

しかし咳と喉の痛みはだんだん酷くなった。

熱はない。味覚障害もない。食欲もある。頭痛もない。

市販薬を飲んで様子をみていたが夜中に痰が絡んだ咳が止まらない。

吐き気がして胃液を2度吐いた。

 

症状が出て1週間は自宅で安静にしていたが一向に回復しない。

彼氏が病院を強く勧めるので近所の掛かりつけ医に診てもらった。

 

熱はない。喉も腫れていないが違和感はある。

聴診器で前と後ろを診て、人差し指になんか挟んで測定して、肺のレントゲンも撮った。

 

診断は気管支炎だった。

コロナでもインフルエンザでも肺炎でもなかった。ホッとした。

薬は4日分だったが夜中の咳と痰は止まらないのでまたクリニックに行き別の薬を処方してもらった。

薬局は混んでいて待っている間、発作のように咳が止まらず辛かった。

外は雨が降ってくるし、待合コーナーはエアコンで冷えすぎるし寒気がして散々だった。

 

2週間を過ぎたころやっと落ち着いてきた。

夜中や早朝に咳き込むのは何故だろう。

エアコンは除湿だけにしてある。

ネットで調べたら寝る時は横向きで上半身を少し高めにすると良いらしいので敷布団を重ね、枕も薄いのを重ねた。

 

うがいは一日何回もしている。

外から帰ったら手洗い、うがいはコロナ禍からの習慣だ。

食前食後もうがいして寝る前もうがい。

 

自宅療養中の3週間は暇だったのでUーNEXTでダウントンアビーを全シーズン観た。

シーズン1からシーズン6まで全56話だった。

昔はリアルタイムで夢中になって見ていたがシーズン3でマシューが亡くなってから少し興味が薄れてビデオには撮らなくなった。

マギースミスは映画化には反対だったそうだが劇場版にも2作品重要な役で最後まで出ていた。

もうすぐ89歳で存命だがドラマでも映画でもすごく老けてみえた。

ヒアルロン酸注射とか美容整形とかはせずにありのまま自然で美しい。

ウィットに富んだ会話が面白くてこのドラマは大好きだった。

最後は全員カップルになってハッピーエンド。

 

日本ではこのような壮大なドラマがないので少し寂しい。

 

3週間の長い療養生活もダウントンアビーのおかげで全然退屈せずにすんだ。

彼氏も毎日メールと電話をくれてありがとう。一昨日は果物を持ってお見舞いに来てくれた。持つべきものは彼氏。

 

明日は息子とデート。久しぶりの外出。

ミネラルウォーターと咳止めの薬は忘れずに。