NHKあさイチでやっていたのを今日NHKプラスで観た。

がんの特集だとは知らなくて生田斗真さんのファンなので偶然に見た。

 

抗がん剤治療で変化した外見のとまどいや対処法など体験者の意見をもとにして作られた番組でした。

 

私は乳がんの手術をして丸10年。

生きていて良かった。私はサバイバーです。勝ったとか負けたとかではなく無事に過ごせた。

支えてくれた息子や彼氏や友達や元カレにありがとうと言いたいです。

 

抗がん剤治療は2013年の10月から2014年の3月に6回しました。

辛かったです。

吐き気は吐き気止めの薬を処方されて薬が効いたせいかほとんど吐き気で苦しむことは無かったです。

治療を始める前にオリエンテーションがあり、脱毛のことや保湿が大事だとか、お口の清潔とか歯の治療は事前にとか言われたが、爪がはがれることやドライマウスのことは言われなかった。

アメリカのドラマを観たら抗がん剤の点滴中にアイスキャンディーをなめているシーンがあり、ネットで冷やすといいことを後から知った。

足の爪も黒く変色し二度も剥がれた。手の爪は半分白く変色し、今もマニキュアなしでは人前で手を見せられない。

こういう情報を事前に知っていたらと何度も思った。

私は図書館の本で抗がん剤の副作用について調べたが事前の対処法は書いていない。

 

病院の患者会にも何度か参加したが副作用は人それぞれで、髪も全部は抜けなかったとか、治療中もテニスをしていたとかジョキングをしていたとか言う人がいて本当にびっくりした。

私は手術した病院と抗がん剤治療、放射線治療を受けた病院とは別の病院なのだ。

手術を受けた病院はネットで調べて評判が良いこと、施設が整っていること、医師の数が多いこと、入院費がそれほど高額でないことなど調べて決めた。

ただし自宅からは非常に遠い。電車を乗り継ぎバスかタクシーで通う。

 

これでは体力、気力、交通費などが気になり、都立病院で抗がん剤を受けることにに決めた。

スタッフも親切、患者会の人も親切だが主治医は部長先生なので口が悪い。しかも高額な検査を勧めてくる。

 

この前に私が歯の治療について質問したところ、じゃあ、もうランマークは止めましょうと言われてびっくりした。

さほど必要のない高額な注射を私は8年間も続けていたのか?

 

私は2015年に骨転移が発覚し放射線治療を受け、ランマーク注射も毎月うけて、ランマークは次第に2ヵ月おき、3か月おき、4か月おきになったが丸10年までずっと続くのかと思っていた。

ランマークの副作用は低カリウム血症がある。

手足のふるえなどはなかったが手指のしびれはたまにあった。

 

皮膚のかゆみ、声のかすれ、息苦しさもたまにある。

 

大腿骨の骨折もあった。太ももや太ももも付け根に痛みが起こってレントゲンを撮ったら骨折していた。これはガンの転移ではなくランマークの副作用だった。

 

ランマークは14000円もするので止めて済むものなら辞めたい。

 

あとから分かることってたくさんありますね。

経験者としてこれからも少しずつ発信していこうと思います。