周りには誰も居ない…。
放っておく訳にもいかないしなぁ…
S)こっからならアイツの家が一番近いか…
とりあえず連れていこう(笑)
N)…んで俺の家に来たって事ですか…。
S)うん。そう。
N)〝うん。そう。〟って…
ニノは女の子に視線を向ける
N)…不思議な子ですね。
S)うん。傘もさしてなかったし…
N)それにいきなり倒れるなんて…。
?)んん…
女の子が目を覚ました。
N)あっ、おはようございます。
?)えっ…?
S)大丈夫?
?)えっ…あの、ここは…
N)俺の家です。
?)どうして私ここに?
S)覚えてないの?倒れたんだよ
?)…あ…
S)思い出した?
?)あっ、はい。なんか迷惑かけちゃってすいません。
N)…あの、彼から聞いたんですけど…
?)はい
N)どうして雨の中、傘も持たずに?
?)…
彼女は悩んだ
何を考えてんだろ。
N)あ~…。じゃあ話を変えましょう。何歳ですか?
?)…14~17歳です。
えっ?どうゆう事…?
ニノも不思議な表情。
S)名前は何ていうの?
?)…優希。
S)優希ちゃ…――――。
?)楓、恵、七海、沙希、理子…
N)…どうゆう事ですか?
?)今までに付けられた名前です。
S)えっ?
?)私、捨てられたんです。生まれた瞬間から。何度も…。
N)…
?)お恥ずかしい話なんですけどね…。だから傘も持ってないんです。
S)そう…なんだ…。
しばらく沈黙が続く
?)あ、すいません。こんな話、しない方がよかったですよね。
S)あっ、イヤ…
N)…失礼ですけど、今は…
?)家も家族もありません。
N)そうなんですか…
何か可哀想…。
N)…そうだ。翔さん、この娘の家族になってあげたらどうです?
S)…はっ!?