こないだの仕事から数日後
O)あぁー。暇…。
今日は学校が休み。
暇だなぁー
散歩でもしようかな…。
という訳で只今、街中を歩いている。
?)智?
突然、声をかけられ俺は驚きながら振り向く。
O)お前か…
?)実の父親に〝お前〟呼ばわりはないだろー。
O)勝手に親面すんなよ。お前は俺を捨てたんだ。
?)…
O)で、なに。何か用?
?)いや…たまたまお前がいたから声をかけたんだ。
O)それだけかよ…
ポ1)岡田さん!もうどこに行ってたんですか…
いきなり走り出して…
あの、こちらは…?
岡)ん、あぁ。スマンスマン。
こいつは俺の息子の智。
O)だからお前の息子でも何でもないし。
岡)素直じゃねーなぁ
ポ1)岡田さん。そろそろ戻らないと…
岡)あぁ、そうだったな。じゃ!智、またな!
…二度と会いたくねぇ。
俺を…俺と母さんを捨てたアイツの顔なんて…
O)…散歩なんかするんじゃなかった…
俺はブツブツ歩いていると
いつの間にかいつものお店の前にいた。
~ALive~
マ)いらっしゃいませー。
おっ!来たな!
O)うわぁー。誰もいない(笑)
マ)うるせぇ!さっきまではいたんだぞ!!
O)あ。潤くんでしょ?
マ)…っ!なんでわかった?
O)そのスープ。潤くんしか頼まないやつだから。
マ)あぁ~。確かに言われればあいつにか頼まねぇな。
マスターと話しながら俺はいつも座っている席に座る。
マ)で?今日は何の用?暇だったからとか?
O)うーん。そんな所かな(笑)
マ)そっか。
マスターはグラスを磨き始める。
O)…街ん中をさぁ…散歩してたら…
マ)おぅ。
O)会っちゃったんだよね…。アイツに。
マ)そっか。
O)…〝アイツって誰?〟とか聞かないの?
マ)まぁ。大体見当つくし…な(笑)
あ、聞いて欲しかったのか?
O)別に…
マ)そ、なら聞かねぇ。
マスターの小さな気遣いが大きな優しさとして俺の胸にしみた。
O)…あれ?もうマスターには話してたっけ?
俺の父親の事。
マ)あの岡田だろ?前に調べたときに知った。
O)そっか…。じゃあもう1人いるっていうのは?
マ)もう1人?
O)そう。俺の育て親の〝柊 忍〟
マ)柊って…あの!?
O)世間を騒がせた大怪盗。
まぁ去年捕まちゃったけど…
マ)…それはスゲェ!
O)えっ!?
マ)俺、そいつと手組んでた(笑)
んで中学からの親友だ。
O)えっ!? うそぉ!?
父ちゃんとマスターが親友で手を組んでたなんて…
マ)そうか。だからお前仕事の時人格変わるんだな。きっと…。
O)うん。そうかもね。
あ、みんなには父ちゃん入院してるって事になってるから。
あと、アイツの事も話してないから。
マ)分かってる。絶対言わないよ。
O)ありがと。
マ)そういえば、岡田気づいてる?
お前が〝A〟だって事。
O)まったく。1㍉も感じてないよ。
マ)そう。なら安心だな。
O)うん……。
マ)まだ何か不安な事でもあんのか?
O)いや、もう無いけど。いつかは絶対来るからさ…。
マ)…まぁ、そうだな。
この時ドアの音がなった。