血の繋がりのない子を一緒に育ててもらうということ | 人様にはなかなか面と向かって言えないお話

うちはステップファミリーです。

わたしの実子を夫が養子縁組してくれています。

この生活になってもう5年以上の歳月が経ちましたが、思春期の難しい年頃の割には奇跡的にいい感じです。

いつもワハハと笑いが飛び交っております。

再婚は子どもがもうある程度大きくなってからだったので、はじめはなかなか大変でした。

前の夫には散々溺愛され甘やかされ放題でいたので、厳しい環境で育ったいまの夫は、当初の子どもの余りのわがまま・野放図ぶりに非常に驚いておりました。

初めのうちは「正直一緒に生活していく自信がない」
と言われたことも数え切れないほどありました。

しかし現在は奇跡的にうまくやっており、子どもも自画自賛の親バカですがとてもいい成長ぶりです。

これは、子ども自身があまり深刻に物事を考えない超ポジティブな性格であるという、これまた気長すぎて腹が立つほどだった前夫の性格の良いところも受け継いでいることが1つの理由で…

そしてもう1つの理由は、いまの夫が無理にいい父親になろうと気負わず、まして自分の理想を子どもに押し付けたりなどもいっさいせず、ユーモアたっぷりに、かつ付かず離れずといった絶妙な距離感で接してくれたからです。

突然知らないおじさんが家に来てお父さんと呼べと言ってきたら自分だったら嫌ですよね…

さらに、いまの夫は前の夫と子どもが会うのについてはいっさいノータッチです。

やっぱり胸中は複雑なのでいちいち知りたくはないが親子には変わりないから、わからないようにやってくれれば自由にやってよしとしてくれてます。

そのおかげで子どもは前の夫にもわたしらに気兼ねすることなく存分に甘え、月数回は楽しく一緒の時間を過ごしております。 

前の家庭では欲しいものはなんでも買ってもらえて行きたいところもすぐ連れて行ってもらってた子どもはとても我慢のできる子になりました。
まあ、ならざるを得なかったのですが。この1年で外食1回とかですからね…

前夫は高収入だったので、リッチなパパに会える時はそりゃあもう夢のような時間を過ごしているようで、楽しくて仕方ないみたいです。

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連れ子が酷い目に遭い最悪の結末まで迎える事件も後を断ちません

とりわけ先日実刑判決が出て話題となった目黒区のケースでは、件の父親は実家に結婚を反対され、いい家族になって実家を見返したいとの思いから必要以上に気負いや焦りがあり、次第に正気を失っていった…とも報じられています。

ダメでもみっともなくても良かったんですよ。
実家の目なんて無視してほかっておけば良かったんです。

無理にお父さんにならなくても良いし、子どもの勉強ぐらい不出来でも全然良いじゃないですか…

そもそも理想の家庭って何でしょうか?

その理想とやらは誰目線で決めたもの?

ただでさえ産みのお父さんを実際知ってる、ある程度大きくなった子の新しいお父さん役をですよ

いきなりやれって言われてよろこんでやれる人なんていますか?

絶対大変ですよ。

ある日を境に知らない子どもの父親役を務めることになってしまった男性にとっても、ある日を境に知らないおじさんの子どもにならなければならなくなってしまった子にとっても、ものすごい負担です。

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母親は子どもを責任持って育てて、その夫は少し離れて見守る…
必要なときにだけ、少し手を貸す。
母子が気づかない至らないところを、第三者目線で補う助言やヒントをくれる。

で、お互いのゾーンは守る。
「毎日必ず団欒」などに拘ったりして無理に近づけようとしない。

なんならムリにお父さんとも呼ばなくていい。

我が家は数年かかってそんなスタイルに落ち着きました。

これが現状でベストの環境だと思ってます。

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母親のわたしは、自分のわがままで離婚して再婚したことを常々自覚しないといけない

どちらにも負担をかけている自覚を持つくらいのことは、彼らの負担に比べたら屁のようなもの

子どもも再婚相手もどちらも自分のそばにいるなんて、なんて贅沢なことでしょう

自分はいいんですよ、一番オイシイ気楽な立場なんですから

夫と子ども、彼らはもともと他人同士
それだけでもいきなりの共同生活はものすごい負担
その上「ホンモノの親子」ごっこさせるのは酷です。

お互いのテリトリーを守る配慮はしてやりたい…

で、ムリに近づけようとかは絶対にしないように気をつけてます。

最初のうちはそういうことをしていましたが、いい方向に行きそうになかったのでやめたら自然な感じになり、良くなりました。

対人スキルの低すぎるわたしが下手に工作しなくたって、彼らの方がずっと上手に独特のペースと距離感を掴み、仲良くやっています。

もともと変テコな関係なんですから、こうでなくてはなんて正解はどこにもない

性格もバックグラウンドも千差万別なのだから、場合に応じた独特の接し方を構築していったらいいと思うのですよ。

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子連れ再婚は、通常の結婚よりも難易度高めです。

離婚した…つまり通常の結婚生活さえまともに出来なかったものが、手本も正解も通常の結婚以上にない、難易度マックスの子連れ再婚などというものにチャレンジするんですから…

子の母親は本当に覚悟しないといけません

子どもにとり前の夫は子どもの父親で、その父親を奪った罪は重く、それをずっと背負っていくのです。

子どもは誰しも母親が幸せならいいと思ってくれるのだから、汚れた心の大人よりもずっときれいな心の持ち主

いまの夫といつも仲良く楽しく過ごすのは、母親の笑顔が見たい子どもにとって最低限の礼儀

わたしも、元々非常に低い学習能力を総動員し、前の結婚生活での手痛い失敗や苦い反省を活かさねば

でないと子や前夫やいまの夫、実家の両親など迷惑かけた皆さんにも申し訳が立たないでしょう。

さいわい、貧しいながらも明るい我が家です
夫婦仲は非常に良好
明るい家庭の鍵は夫婦仲だと実感しております

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どの家庭にも言えることですが、子連れ再婚家庭は特に、こうあるべきというのを設定しない方がいいのではないでしょか

自分らのファミリーでこれで良いという関係ならばよいと思うのです。

なんなら周囲が不安を感じるような変なファミリーでも、いやなかなか楽しいよ?と胸を張って過ごせていれば良い

体裁へのこだわりのなさはほんとに大切…

変にみられても構わないさ。うちはうちだし
たしかに変だし¯\( ˘–˘ )/¯

むしろこの変な共同生活から学ぶことも多いよ?

みたいな気楽さがあれば、ニュースで見聞きするような痛ましい悲劇も少しは防げるかもしれません