「喪失の好敵手」2020③「目指していたもの」2「入田が動き出す・・・か」と強い興味を抱かないかを隠さずに電話口から伝えた佐薙は、もう一つ那賀に鋭い指摘と読みを伝え返した。「入田には協力者がいる」「その人の情報も私とあなたは前から掴んでいたみたいね」「考えや佇まいが似すぎるのも不快感極まりないけど、今はそれよりも真壁君が入田に対峙出来る熱量があるかにもよる」そして、2人は入田の協力者の名前を出した。「新間愁一朗(にいましゅういちろう)」③3に続く