マイ・キングダム 2011年 中国・香港合作映画 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

読んでくださり、ありがとうございますひらめき電球m(._.)mひらめき電球

主にアジア映画を観た感想を書かせていただいてます。

 

 

 

観たのに書けない映画も出てきましたが、今は仕方ないかなと思ってます。

私は書くのが遅いので ―― 時間的なこともありますが、例えば韓国映画の『チスル』(2013年)なんかは、今は書かない方がいいかなと思いました。

内容が重いからって場合もあるけど、書く時に気楽に書けないような映画もありますし、気分的にノリ気になれない場合もありますよね。

 

 

 

気分が沈んだり、重くなったりした時、音楽を聴けば何とかノリきれるので、音楽にはホントに感謝してますね。

レッド・ツェッペリンとか・・・Coccoもですしね。

 

最近、FREEって英国のバンド(ポール・ロジャースがいたグループ)やT-REXもお気に入りですが、ジミ・ヘンドリックスの音楽も気持ちを上げてくれることに気づいてきました。

特に「The Wind Cries Mary」(1967年)とかはてなマーク

『エレクトリック・レディランド』(1968年)と『スマッシュ・ヒッツ』(1968年)しか聴いてなかったんですけど、またちゃんと聴いてみようと思います。

 

1970年前後のロックはホントにイイですよね。

 

 

 

 

 

5月18日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

マイ・キングダム

 

 

マイ・キングダム
原題:大武生
英語題:My Kingdom

2011年製作/99分/中国・香港合作
※ 「上映時間108分」と記されているサイトもありますが、日本版DVDは99分でした。

監督:ガオ・シャオソン
製作・アクション監督:サモ・ハン・キンポー

Director: Xiaosong Gao
Writer: Jingzhi Zou
Producer: Zoe Chen, Sammo Hung Kam-Bo, Andre Morgan, Ross Alan Pollack, Chris Blunden
Cinematographer: Ting Wo Kwong, Wah-Chuen Lam

キャスト
グワン・イーロン - ウー・ズン
モン・アルクイ - ハンギョン
シー・ムーラン - バービィー・スー
ユー・ションイン - ユン・ピョウ
ユエ - ユー・ロングァン

Chun Wu - Guan Yi Long
Geng Han - Meng Er Kui
Barbie Hsu - Xi Mu Lang
Louis Liu - General Lu
Biao Yuen - Master Yu Shengying
Rongguang Yu - Master Yue
Annie Shizuka Inoh

 

 

この『マイ・キングダム』なんですが、ウー・ズン × ハンギョン ── アジアの2大イケメンスターのダブル主演で贈る、華麗なるアクション・エンターテインメント!なんだけど、製作とアクション監督がサモ・ハンさんなんですね。

 

だから、アイドル映画だと先入観を抱かれる人もいるかもだけど、そこにサモ・ハンさんとゆう、強力な裏付けがあるんですよね。

 

 

ご注意: サモ・ハンさんは出演されてませんビックリマークビックリマークビックリマーク

 

サモ・ハンさんは出演されてないんだけど、サモ・ハンさんといえば槍のイメージがあると思うんですね。

 

その槍がこの『マイ・キングダム』でも大きな存在だと思ったんですね。

 

監督さんのことはわからないんだけど、DVDの説明にこうありましたよ。


◆著名な音楽プロデューサー ガオ・シャオソンの卓越した感性がビジュアル世界でも開花!
映画監督デビューを果たしたガオ・シャオソンは主題歌も作詞作曲し、歌唱をハンギョンが担当。

 

 

物語は子どもまでも処刑されるショッキングな場面から始まりますが、その時、モン・アルクイはある人物によって命を救われる。

 

具体的にどう救ったのかのシーンが無いのは困りましたけど、いろいろと説明の省かれてるような映画なので、自分で想像して補うのもいいでしょう。

 

とにかく少年モン・アルクイは死刑の寸前に声を振り絞って歌ったことで、命を救われた。

彼は孤児のグワン・イーロンと共に、武芸と京劇の師匠ユー・ションインのもとで修行を積み、2人は立派な役者へと成長していく。

 

 

私がこの映画を観ることにした理由の一つは、DVDのジャケットにユン・ピョウさんが映ってたことですよ。

 

ユン・ピョウさんは師匠ユー・ションインを演じておられます。

 

☆ 「ユン・ピョウさん」ものひらめき電球

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

そのユー師匠に勝負を強いるユエ師匠を演じてられるのがユー・ロングァンさんで、俳優、監督、プロデューサー、脚本家、京劇俳優だそうです。

 

やはり、本格派の方が出ておられるんでしょう。

 

映画の最初に、最高のアクション・シーンがあります。

役者同士の勝負ですので殺し合いではないのでしょうけど、非常に緊張感が高く、速いスピードのアクション。

ユン・ピョウさんもですが、ユー・ロングァンさんも凄いんですよね。

 

その勝負の結果、ユー師匠はそれまでの地位を失い、引退を余儀なくされる。

 

ユー師匠は山の絶壁に立つ建物で、グワン・イーロンとモン・アルクイを後継者として育て、青年に成長した二人を都会へと送り出すんですね。

 

 

上海に出た青年2名は師匠のリベンジを実行した。

 

ここ、2対1の戦いになるんですけど、私が「アッひらめき電球」と思ったのは、『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(1999年)の、あのジェダイ2名VSシス1名の戦いが、すっごい思い出されたんですよ。

これはなぜでしょうねはてなマーク

 

もしかすると、ダース・モールを演じたレイ・パークがカンフーをやってたことも関係あるのかな。

 

とにかく、ここもまた素晴らしいアクション・シーンでしたね。

 

 

イーロンとアルクイは京劇界トップの座を勝ち取り、地位も名誉も富も手中に納める。

 

1920年代、上海オペラの全盛期、彼らはその頂点に立つことになった。

 

そんなことも詳しく書ければいいのですが、私には知識がなく汗

 

しかし、観る分にはよくわかる映画なんですよ。

 

それは最後までそうでした。

 

 

ユエ師匠には女性のお弟子さんがいたんですけど、バービィー・スー(徐 煕媛)演じるシー・ムーランです。

 

ムーランにとって、イーロンとアルクイは師匠の仇ですが、いろいろあってイーロンがトップを務める劇団に参加することになるんですね。

 

そしてアルクイは彼女に惹かれていく・・・。

 

バービィー・スーさんって知らなかったんですが、1作だけ、アンディ・ラウ主演の『未来警察 Future X-cops』(2010年)を観ていました。

 

『マイ・キングダム』のバービィー・スーさんはセクシーなイメージでしたよね。

このファム・ファタールに男性はドキドキきちゃいますよ(´∀`*)

 

 

独特のムードの「ルー局長」。

若いのに偉いさんなのが不自然なんですけどね~、シー・ムーランに惚れてはって、余裕で葉巻をくゆらせつつ劇場に通う。

 

演じておられるのは劉 謙(リュー・チェン、Louis Liu)って方ですが、どうも中国で有名なマジシャンらしい。

 

 

あらすじを書くのはやめますが、後半はドラマの面白さがありました。

 

アルクイは兄貴分のイーロンを立てて、二人は名声と富をゲットでしたが、そんな時ほど危ないのもいかにもありそうな話しでしょ。

 

メロドラマ的な愛憎劇と、復讐の怖さがあるドラマですね。

 

イケメン二人が主演なのにかなり暗いんですけど、でも面白かったです。

 

私にもよくわかるとゆうか、難しい映画ではないですよね。

 

京劇が題材になってるので『さらば、わが愛 覇王別姫』(1993年)を思い出したりしたんだけど、私にとっては『覇王別姫』よりもずっとわかりやすかったことは確か。

 

 

惜しむらくは最初の方のアクションに比較して後半の方のアクションが地味なんですよね。

アクションの興奮は前半に集中してます。

 

でも、物語上、そうであるのが正しいんじゃないかなあ。

 

 

イーロンを演じるのは元・飛輪海(フェイルンハイ)のウーズン。

アルクイを演じるのは元・SUPER JUNIORのハンギョン。

 

ハンギョンはともかく、ウー・ズンの出てる映画は私は初めてじゃないかなあ。

私はハンギョンにも詳しくはなかったけど、この映画を観ててまた別の新しい一面を知ったように思いました。

 

主役を張るに足る二人でしたよね。

 

 

日本版DVDのジャケットを見た時にはどんなもんかなあと疑ってたんですけど、先入観を覆す面白さだったので、観て良かったと思いましたよ。

 

日本のタイトルは英語の題と同じ『マイ・キングダム』ですけど、このタイトルではちょっと内容が伝わりにくいですよね。

何か他に考えた方が良かったかも。

 

思いのほか暗くて悲しい映画なんですけど、そうゆうのが好きな人には向いてるんじゃないですか。

ちょうど清朝が終わった頃の話で、そんなに荒唐無稽な映画じゃないし、主演2人が若いのに渋い系でしたわ。

 

私は最後、はかない感動を感じましたよ。

 

興味を感じたら、また観てくださいビックリマーク

 

今日も読んでくださり、谢谢您です~キスマーク

再见~(^.^/)))