Whenever You Call 30 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

想いは歌に  ・・・

歌は光に溶けて ・・・

この部屋を包む ・・・

 

そう信じて ・・・

大きく深呼吸をして

目を開ける

 

「私たちも謳うよ」

「おいらたちも」

 

蒼と緋の揺らめく光の前に

チビたちが並ぶ

 

この部屋の光が

始まりの音を奏で

その音に

玉座のサトシと

チビが声を重ねる

 

♪ ・・・ We  don't  have  to be together  ・・・ ♪

 

一緒に居なくても

遠く離れていても

 

♪ This, I  promise  you  foever ・・・♪

 

永遠に誓うよ

僕は何時だって

君を暗闇から助け出す光になるんだ ・・・

 

 

花びら? ・・・

沢山の色を纏った花びらが

この部屋に入り込んで

4人の上で弾けて降り注ぐ

 

歌が ・・・ 歌が聴こえる ・・・

 

O国から

wonderlandから

月見亭から

松岡邸から

そして ・・・ 

社長たちの声が ・・・

 

溢れ出す光が降り注ぎ

4人を包み込んでいく

 

♪ I'll  come  running  whenever  you  are

     Whenever you  call~ ♪

 

どこに居たって

走って駆け付ける

僕の名を呼ぶときはいつでも ・・・

 

君の心の為に戦うよ ・・・

永遠に ・・・ そしてその先も ・・・

どんな時だって

どんな場所に居たって ・・・

 

♪ promise lmma  give  you  my  all  ~

 

僕の全てを捧げるよ

 

  Whenever you  call  my  name, oh~♪

 

 

 

 

 

俺の名を呼んで ・・・ 

 

 

 

次々に入り込んでくる眩い光は

沢山の想いを運んできて

光のシャワーのように

部屋全体を包み込んでいく

 

 

「ひ~ちゃん まさきしゃん

 かずしゃん じゅんしゃん ・・・

 おきちぇ~ ・・・」

 

チビが涙を浮かべながら叫んだ

 

 

沢山の人が想いを歌に乗せて

送り届けてくれた

俺の願いを叶えるために ・・・

 

 

 

「翔 ・・・ 俺はここに居る!

 だから ・・・ 俺を呼んで ・・・」

 

チビたちが4人の傍に飛んでいく

 

「ひ~ちゃん おきちぇ」

「ひ~ちゃん めをあけて」

「まさきさん おきて」

「かずさん」

「じゅんしゃん」

 

5人とも泣きながら

4人の周りを飛び

頬から伝う泪が

ぽたぽたと落ちていく

 

 

 

歌が ・・・ 止まることなく

次の歌に変わった ・・・

 

 

此処までしてもダメなのか?

 

 

泣きそうになる心を振り立たせて

その歌に声を合わせる

 

 

♪ ・・・ 煌めくLight 光がそっと暗闇を照らす ・・・♪

 

 

「てんとうむち ・・・」

 

チビが上を向いて

小さく呟く

 

「てんとうむし?」

 

しょうが不思議そうに上を向く

 

「ほんとうだ ・・・ てんとうむし」

「5つのいろのてんとうむし」

「ぼくらのとおなじ」

 

 

テラスのジャケットにつけていた

てんとう虫のピンバッジなのか?

チビたちと同じてんとう虫が

部屋の中を飛んで

 

蒼いてんとう虫が俺の手の上に止まった ・・・

 

 

4色のてんとう虫が

それぞれの頬に

ゆっくりと止まっていく ・・・

 

 

「翔~!雅紀! 和!じゅん!」

 

 

泣きながら

大きな声で叫んでた ・・・

 

 

名を呼ぶのはお前たちなのに ・・・

 

 

 

「蒼ちゃん」

「智」

「智」

「兄さん」

 

 

翔の ・・・ 雅紀の

和の ・・・ そして ジュンの

声が聴こえたような気がした 

 

 

 

 

 

<続きます>