The Music Never Ends 58 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

社長しゃんたちの映像が流れて

おいら達、皆で歓声を上げた

 

「ちゃんと、とどいちぇたね!」

 

お兄ちゃんとハイタッチをする

 

「皆の力が一つになって

 扉の向こう側に飛んで行ったね」

 

「さあ、次はさとし君達だよ」

 

「わかっちぇる!

 おにいちゃん ばんそうおねがいちます」

 

「勿論、ここは俺が頑張る番だからね」

 

おいら達の歌の伴奏は

最初の曲がお兄ちゃん

次の曲は物書きさん

 

「しょうおにいちゃん ・・・ だいじょうぶ?」

 

「ああ、大丈夫だよ」

 

「健太君、僕が付いてるから大丈夫だよ」

 

てんとう虫の智しゃんが物書きさんの横に並んで

親指を立てて『任せてて』って仕草をした

師匠とマダムが健太君の側で

「リラックスだよ」って言ってる

二人の方が健太くんより緊張してる

 

最初の曲は5人だけで歌う

次の『曇りのち快晴は』

コーラス隊の人たちが

バックダンサーもしてくれることになった

 

太郎君の所は

最初の歌はサトシと王子たちがバックコーラス

次の曲は妖精コーラス隊の人がバックダンサーを務める

 

晴(ハル)君達の所は

最初は5人

次の曲は音楽学校の人たちが

バックダンサーさんをする

 

 

「さとし君 準備できた?」

 

むもんしゃまが おいらの側まで来て

笑顔で聞いてくれる

 

「できちぇる!」

 

「皆は大丈夫?」

 

「うん、だいじょうぶ!」

 

3人とも楽しそうな顔をする

 

「けんたくん?」

 

「ぼくも、じゅんびできちぇる!」

 

『希望の証』は

一人ずつ順に謳っていく

最初がおいら

その次が健太君

ま~君、かず君、じゅん君

それから5人で歌う

 

「さとしくん、お願いがあるんだけど」

 

「なんでしゅか?」

 

「謳う前に皆の名前

 呼んでくれる?」

 

「うん、わかっちゃ!」

 

「ぼくもよぶ!」

 

「健太君、名前知ってるの?」

 

むもんしゃまが不思議そうな顔をする

 

「うん、みんなにあったことあるもん」

 

「じゃあ、5人で呼んであげて」

 

「は~い」

 

太郎君が一人

繋がってるって教えてあげるの

 

「チビたち、始まるよ」

 

蒼ちゃんと緋~ちゃんが

おいら達の衣装を直しながら

優しく背中を叩いて

 

「さあ、うたっておいで!」

 

そう言って送り出してくれる

 

 

ステージの真ん中

5人で丸くなって肩を組んで

 

「がんばろうね!」

「お~!」

って気合を入れた

 

 

「じゅんびはできちぇる!

 たろうく~ん」

 

スクリーンに太郎君が映し出された

 

「さとしく~ん じゅんびできてるよ!」

元気なお返事をくれた太郎君

 

「はるく~ん」

大きな声で健太君が呼ぶ

 

「さとるく~ん」(ま~くん)

「けんたく~ん」(かずくん)

「れいじく~ん」(じゅんくん)

そして一番お兄ちゃんは5人で呼んだ

「はじめおにいちゃ~ん

 じゅんびはできたましゅか?」

 

松岡邸のテラスにいる5人が

笑顔で頷いて手を振る

 

「じゅんびできてるよ!」

 

社長しゃんの所は誰かな?

お名前が分かんないけど ・・・

 

「しゃちょうしゃ~ん じんびできちぇる?」

 

あれれ ・・・ どこかで見たことがある場所 ・・・

ん? はるくんのところ?

 

「さとしくん 準備できてるよ」

 

お返事してくれたのは

ピアノの側にいる

副社長さんだった 

 

首を傾げてると

お兄ちゃんの伴奏が始まった

 

「みんなでうたいます!

 きいちぇください!」

 

 

想いを歌に

歌が光に溶け

眩い光を纏った

光の粒になって

夕焼け空に羽ばたけ 

 

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>