Wish you were here 397 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

嘘が付けない人だから、すぐ顔に出てしまう

人をだますことは無理だ

そう言う意味で俺は相当な食わせ物

心の中で悪態をつきながらでも笑える

それと ・・・ 貴方の魅力にjokerまでも虜になったのかも

あながち間違っていない気がする

 

「兄貴、顏」

上田が耳打ちをする

 

「顔に何か付いてるか?」

 

指先で口の周りを探りながら

何も食べてないけど ・・・

首を傾げた

 

「顔が緩み過ぎですって ・・・」

 

そりゃ当然緩むだろう

愛しい相手が側にいるんだぞ

 

「良いの ・・・ これが素なんだから」

 

格好をつける必要はないと思えるようになった

 

「兄貴が良いなら良いですけど」

 

ちょっと淋しそうな顔をする

確かにニヤケすぎるのは良くない

此奴のアドバイスに助けられてきたのも事実

無下に却下するのも違うな

 

「分かった少しは引き締める」

 

奥歯を噛みしめて

ニヤケ顔を修正する

上田がクスっと笑って

 

「やっぱり普通で良いです

 デレた顔の方が兄貴らしい(笑)」

 

どっちなんだ(笑)

 

まあ、そう言うって事は

俺は貴方と出逢ってからずっと

穏やかな顔をしてるって事なんだ

 

 

「上田、こっちにだって」

 

亀梨君が上田を呼ぶ

 

「そんな真ん中の席?

 端っこで良いよ端っこで」

 

「主役は俺達なんだって」

 

「俺達じゃなくてお前だろ

 新年会と一緒に送別会って聞いたぞ」

 

「君達の全国ツアーのお祝だよ

 亀にそう言うと遠慮するから

 中丸君も呼んでるから

 主賓は真ん中って決まってるよ」

 

師匠が笑顔で上田を手招きする

 

「兄貴のお供だと思ってた ・・・」

 

困惑気味の顔をしてるけど

内心喜んでいるのが分かる

照れ隠しだな

 

「これからはお前たちが主役になるんだ

 師匠の気遣いだ、遠慮なく受けろ」

 

「ありがとうございます」

 

上田がにっこり笑って亀梨君の側に行く

 

「上田君ってシャイなんですね」

 

貴方が俺の隣に来て

柔らかい笑みを浮かべた

 

「見た目怖い感じがするでししょ?

 人一倍優しくて熱い奴です」

 

「ええ、分かります

 翔さんの後輩ですから」

 

「俺の後輩だから?」

 

「翔さんも熱い人でしょ(笑)」

 

「そうかなあ ・・・俺は結構クールだけど」

 

貴方が可笑しそうに笑って

大きく頭を振る

 

「僕の認識違いなのかなあ(笑)

 ふふ ・・・ すごく熱い人ですよ

 座りましょうか?」

 

そこの健太君が貴方の腰に抱き付いた

 

「一緒に座る?」

 

「うん、しょうおにいちゃんとさとしおにいちゃんのあいだがいい」

 

「良いよ」

 

健太くんなら仕方がない

 

「健太君、特等席だね」

 

「しょうおにいちゃんともとなりどうし!」

 

「お正月早々、健太君の隣に座れて光栄だよ」

 

俺たちの天使だから(笑)

 

「おにいちゃんのぶれすだ!

 ようせいさんシールかえたんだ

 さとちくんのおしえてあげなきゃ」

 

「あのシール、さとちくんのなの?」

 

貴方は知らなかったみたいだ

 

「うん、 こううんのシールっていってた」

 

福袋自体が祝福されてたんだ

それを手に入れられたのは

健太君のお蔭かも

 

「幸運のシールを付けて貰えたんだ

 健太君ありがとう」

 

お礼を言うのは俺の方なんだけど

 

「俺もお礼を言わなきゃね

 ありがとう」

 

「あのね、あのシール

 きがつけるひとはとくべつなんだって」

 

「そうなの?」

 

「うん、そうきいたから

 ぜったいしょうおにいちゃんが

 かうっておもってた」

 

「ご期待に沿えてホッとしたよ」

 

健太君がハイタッチをしてくれる

 

「あの僕ので良かったですか?」

 

「このブレスなら洋服を選ばない

 とても気に入ってるよ」

 

「ありがとうございます」

 

貴方が凄く嬉しそうな顔をして笑った

 

「おにいちゃんの ぶれす かっこいいの

 しょうおにいちゃんにぴったり!」

 

「お墨付きを頂いたので

 これは俺のです」

 

宣言しなくても俺のだけど

 

「ふふ ・・・ 翔さんが喜んでくれたから

 僕も嬉しいです」

 

話をしてる間に中丸君も到着

主役が揃ったところで新年会が始まった

 

 

 

智君の『もん』発動するかな?

酔っぱらわないように気を付けないと

 

 

 

 

 

 

<続きます>