Welcome to our party 3 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

愛らしい天使君は清楚な甘い匂いを残して

同じ蒼い瞳の彼と帰って行った

 

何の用で来たのかはさっぱり分からない

祖父ちゃんと蒼さん(ハルさん)って

どこで知り合ったんだろう?

松岡さんって ・・・ 誰だっけ?

 

「智君、ちょっといい?」

 

ソファーに寝転がってたおいらの顔を覗き込む

 

「うん、なに?」

 

「あのね ・・・ 仕事の依頼が来たんだけど」

 

ソファーに座って

オイラの頭を膝の上にのっけた

 

「仕事の依頼?」

 

来年の夏までの仕事は決まっている

それ以降の仕事?

 

「とっても急なんだけど」

 

「急っていつの話?

 12月から次の舞台稽古が始まるでしょ」

 

その舞台の次の舞台も決まっている

NYのブロードウェイのオーディションも予定に入ってる

 

「11月の下旬の仕事だよ」

 

「ええ?今年の?」

 

「そう、今月末だよ」

 

へ? ・・・ 今朝、仕事は入れないって

休息も仕事の一つって言ってたのに ・・・

 

キョトンとした顔で翔君を見ると

苦笑いを浮かべて額にキスをする

 

「今朝の話は撤回させて貰うね

 蒼さんからの依頼なんだ

 かなり珍しい以来だけど」

 

翔君が仕事の説明をしてくれる

 

ヨーロッパのO国の王子様のBIRTHDAY  PARTY

その席でライブの依頼

イギリスでのおいらの舞台を観た

その国の貴族が王子の為にと

蒼さんに依頼してきたらしい

 

「古城ライブだよ」

 

「お城でのライブ ・・・ オイラで大丈夫なの?」

 

そんな大それた場所で披露って

海外には有名なアーティストが沢山いるのに ・・・

 

「何言ってるの、貴方にってご指名なんだけど

 願ってもない依頼じゃない」

 

翔君はかなり乗り気みたいだけど

短い期間で準備できるかなぁ ・・・

そこが問題だけど 

 

「もう返事したの?」

  

「ダメだった?」

 

翔君が不安げな顔をした

 

「ダメではないけど ・・・ 準備が間に合うかなあ」

 

ミニライブにしても準備は必要だし

サミーはまだ戻ってきてない ・・・

 

「この依頼お受けしたけどギャラは遠慮した

 古城に招待して頂く代わりに

 貴方の歌とダンスを披露するっていう交換条件」

 

「オイラ達は招待客の一人って事?」

 

「平たく言えばそうだね

 partyの余興って思えばいい

 だからって、いい加減で良いって言ってないよ

 貴方がそんなこと出来ないのは知ってるから」

 

「うん、ギャラがあるなしに関わらず

 精一杯やらせて頂くけど

 もしかして、あの方達も参加する?」

 

彼が依頼にきたって事は

一緒に行くような気がする

 

「彼ら?」

翔君が怪訝な顔をする

 

「蒼さんと天使君達 ・・・ 」

 

もし一緒に行くなら全員で歌って踊った方が楽しい

 

「ああ、招待されてると言ってたよ」

 

「じゃあ、一緒にライブに出演して欲しい

 それがおいらの条件」

 

翔君が目を丸くして戸惑ってる

 

「あの方たちといっしょが良いの?」

 

「お祝のパーティーなんでしょ?

 大勢でのぱパフォーマンスの方が喜ばれる

 オイラやりたい曲があるんだ」

 

映画のDVDを見て感動した歌

劇中では男女だったけど

蒼さんとなら出来るような気がする

それに天使君とも歌いたい

(折角さっき練習したんだから)

 

「わかった ・・・ 頼んでみる

 それと、サミーに至急帰国するように伝えるね」

 

事務所の(オイラの)音楽プロデューサーになったサミー

彼がいないと何も決まらない

 

「うん、それでいつ向うに入るの?」

 

「当日の朝早くだよ」

 

「前日の早い飛行機?」

 

「ううん豪華列車「カペラ」で ・・・」

 

列車でヨーロッパ? ・・・ どうやって?

 

オイラの顔が余程面白かったのか

翔君がクスクス笑う

 

「列車は蒼さんが用意してくれる

 列車内のサービスはお祖父さんだよ」

 

蒼さんが用意するって言う事は

深く詮索しない方が良いって事だ

 

「わかった ・・・ オイラはライブの事だけ考えるね」

 

「貴方はそれだけを考えて

 あ ・・・ 衣装を用意しないと

 いくらお忍びのパーティーでも王族の前だから

 新調した方が良いな ・・・」

 

翔君がウキウキした顔をして

瞳をキョロキョロさせながら考えてる

 

「舞踏会があるかもしれないでしょ

 となるとタキシードも必要だよ」

 

タキシード?

翔君の頭の中はオイラの衣装が充満してる

 

「翔君、クローゼットの中を調べてからにしようね

 そんなに着る物じゃないでしょ」

 

「それは分かってるけど

 貴方が着る物を考えるのも俺の仕事でしょ?」

 

「ううん、仕事の場合はスタイリストだと思うけど」

 

「これは仕事じゃないから」

 

翔君はオイラの事になるとお財布の紐が緩む

祖父ちゃんとそっくりなんだから

 

「ダ~メ!必要ない物は要らないの」

 

「必要ならいいんだよね」

 

翔君がニヤリと笑った

 

むぅ ・・・ いっつもこうなんだから ・・・

 

 

 

 

後でお父さんに財布の紐を締めて貰おう

 

 

 

 

<続きます>

 

 

 

<お知らせ>

SATOSHI、蒼ちゃん、妖精さとちに

歌って欲しい曲を募集します

コメント又はメッセでお知らせください

締め切りは20日です

(短くてすみません)

宜しくお願いいたします

 

 

コメントで乗車希望された方

お席をご用意いたしました

豪華列車の旅をお楽しみください

 

 

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