これが恋と言うものか 56 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

どう考えても付き合ってると思うんだけど

何故かそこ ・・・ 頑なだよなぁ(笑)

何度も二人の夜(正確には4回)を越えたのに

そろそろ、一歩踏み出してくれないと

kissは2人でするものだろ?

 

君を置いて行った俺にも責任は有る

有るけど ・・・ もう、時効だと思う

 

春の旅行前までには

何とか想いを繋げないと 

また指をくわえて

二人の夜を越さないといけなくなる

 

 

 

特別なチョコレートを贈ったら

気が付いてくれるかな?

フランスのバレンタインは「恋人たちのお祭りの日」

男性から女性にプレゼントする

当日、花屋には真っ赤な薔薇が並ぶ

チョコレートの花束まであるくらいだから 

それを取り寄せようかと思ったけど

真っ赤な薔薇同様、学校に持って行くわけにはいかない

そこで選んだのが真っ赤なチョコ

情熱のチョコ(幸福のチョコ)とも呼ばれている

 

 

これを受け取った時の顔を想像すると

自然と笑みが零れるけど ・・・

まさか ・・・ また気が付かないとかある?

 

君なら有り得るかもしれない ・・・

その時は、二人で食べれば良いか ・・・

 

俺も相当気が長い ・・・

 

 

 

さて、その前に用事を済ませないと

銀杏の木からお願いされた

欅が困っていると (正確には蒼だけど)

 

蒼の森が桎梏になり始めている

蒼のエルフの歌でも元に戻らない

浄化の歌を歌っても戻らないから

困り果ててるらしい

 

そもそも勘違いしている

あの森は蒼の森を模したレプリカ

楽園の蒼の森は枯れることもなければ

桎梏になることもない

事実、蒼の花は枯れていない

蒼の妖精が生まれたのだから

 

紫の心の闇を全部吸い取って浄化した森の主

だから ・・・ 桎梏に見えたのだろう

森が教えてくれた、今が潮時

紫も前世の自分と向き合えるはず

 

それが解決してからでないと

俺はジュンに会うことは出来ない

 

 

あの森の主は楽園生まれ

蒼の歌があればすぐに元に戻る

直ぐと言っても少しは時間が掛かるけど

ここは手助けしないと恨まれそうだ

蒼には苦労を掛けてる

今回は手っ取り早く戻す方法を教える

 

 

「おいら ・・・ じぇんじぇん ・・・ こわくないの ・・・

 でも ・・・ おっきいの ・・・」

 

あらら ・・・ モコモコ妖精君だ

可愛い声が震えて

今にもベソをかきそう ・・・

それでも勇気を振り絞って

手を伸ばそうとしてる

 

額に蒼い鉢巻を巻いて勇ましい(笑)

 

犬が立ち上がったら

その大きさに吃驚して

手を引っ込めた ・・・ 

これは確実に泣くな

 

蝋梅の匂いに誘われて

ジュリアンの花とお話してて

犬が側に来た事に気が付かなかったんだな

 

それにしても一人?

これも大人になる練習かな?

 

声を掛けると顔が明るくなって

俺の所に飛んできた

その前に犬が先に来たけど 

 

純真無垢な蒼の妖精が生まれた理由

それは蒼を助ける為

蒼の妖精の言葉の中に真実がある

 

 

それにしても可愛い

連れて帰りたい衝動に駆られる(笑)

彼奴が見たら離さないだろうなぁ

 

 

おちびちゃん ・・・ 

もう少しこのままで

ゆっくり大人になるんだよ

 

 

「蒼を頼んだよ」

飛んで行く後ろ姿に向かって呟いた

 

 

 

さて、欅には解決したことを伝えて

愛しい君が待つ学校に急ぐとしよう

 

 

きっと、俺が来てないと凹んでるはずだから(笑)

 

 

 

<続きます>