5分間の恋 18 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

気がついたら外は暗くて…
慌てて起き上がって、立ち上がろうとしたけど
フラフラして、そのまま座りこんだ

バイトいかなきゃ … 練習は無理かな…
頭がボ~っとする … 風邪かな … 薬飲まなきゃ
ダルい体でもう一度立ち上がろうとしたら

「ダメですよ、寝てないと
まだ下がってないから」

って、いるはずのないニノが慌てて飛んできて
ベッドに寝かしつけた

「あれ … ニノだ … 何で …
オイラの部屋にいんの?
バイトいかなきゃ … 遅刻だ …」
添えられた手を、振りほどいて立ち上がろうとするオイラに

「バイト先には連絡しました
今日は自主練でしょ
なら、明日の為に休まないと」
って、優しい顔でもう一度寝かしつけた

バイト先に連絡?
代わり見つかったのかな…
ぼんやりした頭で考えてると

「寝てないし、食べてないんでしょ
無理しちゃダメじゃないですか」
って、ちょっと怒った顔してる

いつもなら、これくらい平気なのに…

「色々考えてたら眠れなくて…」

「じゃあ考えない、頭を空っぽにしたら
難しい事考えても仕方ないでしょ
もしかして、あの人に関係してるの?」

関係してるって聞かれたら …
少しは … 違う… いっぱい関係してる …
友達になったけど、不釣り合いだって思えて
それに、オイラの想いも迷惑だし
なら、距離を置いた方が … だって嫌われたくない


「よくわかんないんだ … 今の自分はこれで良いのかな … とか
全然先が見えないから …
必死で頑張ってるつもりだけど …
まだ足りないって …」

話だしたら止まらない … 何でだろう
熱があるからかなぁ …
カッコ悪いなぁオイラ


「ごめん … 大丈夫だから
ニノも忙しいでしょ?
帰ってくれていいから
バイト連絡してくれて … ありがとう
薬飲んで寝れば治るよ」

そう言うと
ニノはオイラにいい聞かせるように優しい声で

「俺、今日は何にも予定ないんです
大野さんが寝てる間に脚本書いてたから
一応仕事はしてるんですよ
それに、もうすぐ相葉さんも来るから
凄く心配してた、大ちゃんは無理するからって
だから、遠慮しないで下さい
お粥を作ったので、それを食べたら薬飲みましょう」

オイラの方が年下みたい…

「そんなに甘えらんないよ…
ニノも相葉ちゃんも忙しいのに」

「俺が寝込んだとき来てくれたじゃない
相葉さんの時も、だから持ちつ持たれつなの
こんなときまで、痩せ我慢しない
それより今朝の … ショックだったの?」

櫻井さんの事 …

「ううん、ショックはなかった…
だって… 客と店員だから …
オイラが期待しすぎたの、だから大丈夫」

ただ笑顔が見たかっただけだから…

「朝は忙しいからね、気にしない事です
相葉さんが来たら、一緒にご飯食べましょう
それまで寝てて下さい」

「うん … ありがとう」

ニノが言う通り、なにも考えずに休もう
明日迄に治さないと …

笑顔でいってらっしゃいだけは言いたいから