雑踏の中でさえ 一際目立つ僕だから

好物の果物を 籠いっぱいに詰め込んだ

その都度 その都度 お腹が空いた


もっと優しくなれれば こんなに辛いことはない

大好きな場所は もう 私のものだけじゃないんだと

知りたくなくて


水槽の斜め上 眩しい水面 不規則に

待ちぼうけくらうほど 刃は自分に向けられた

今宵は 今宵は 見世物じゃない


もっと酷い子になれれば こんなに悩むことはない

大嫌いな手は もう 私を匿いはしないこと

離したくなくて