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途端に私の気持ちがひとつ切れた。
「気持ち悪い!何なの?」
そう怒鳴り声に似た声をあげて、私は部屋の電気をつける。テントの中に入って雑誌の山を奪ってから、浄の手からライトを取り上げてまた声を荒げる。
「どうしたの!一体何があった。。。」
怒ってるのに、涙で声が吃る。
すると浄の目つきが一瞬にして変わった。
不気味なオーラは度をまし、恐ろしさに変わる。
細くなった腕を伸ばし色の悪い手で私の手首を痛いくらいに握る。息が止まりそうな程の憎しみに溢れた鋭い目で私を睨む。
「あかり、お前もか。俺は分かってるぞ。あぁ?お前が光と繋がってること。言え。早く言えよ!」
恐怖と悲しさでもう立っていられない。
ガクガクとリビングの床に崩れ落ちた涙に濡れた私を、浄は一笑する。
「どうしようもないな。死ねよ。」
電気を消してライトを取り戻した浄は、私を突き飛ばしてまたテントに戻る。
ペラペラ ペラ
暗いテントから紙のめくれる音がする。
その日、浄は一晩中光を探し続けていた。
