先日の話である。
朝、エレベーターの横に「計画停電を行う」と掲示されていた。
時間は、昼の13時から15時までの予定である。
まあ、会社へ行っているから問題なし。
夕方、前ちゃんの奥さんから前ちゃんに電話があった。
前ちゃんは家族帯同で中国へ来ている。
子供は2人いて、長男がローカルの幼稚園に通って、次男は1歳であり家でゴロゴロしている。
我が街は600万人もいるのに、インターナショナルな学校はない。
前ちゃんの家は、10階である。
電話の内容は「お父さん、子供を幼稚園に迎えに行って」である。
停電が直らない為、次男を連れて階段を降りる事ができない、という事らしい。
そこで前ちゃん、さっそく幼稚園まで長男を迎えに行って、10階の奥さんの所へ届けたのである。
汗だくで会社へ戻ってきた。
毎日、30度を超えている。猛暑である。
ひ弱な高校球児では熱射病になってしまうくらいである
夕方6時、停電は解消されてないと情報が入った。
仕方なく残業。
14階まで階段を登って、エアコンが効かない部屋にいるのは苦痛である。
夜7時、まだ停電は解消されてない。
作戦会議が開催された。
作戦1
まずは、居酒屋で待つ。
作戦2
居酒屋の閉店時間まで待っても解消されない場合は、そのままカラオケに行く。
作戦3
それでも解消されない場合は、ホテルに泊まる。
決定である。
それでは、まずは家に帰って着替えを取りに行く事となった。
階段に窓はなく、真っ暗である。
携帯電話を点けながら階段を上った。
着替えを持って、階段を下りた。
居酒屋でのビールは格別である。
閉店までもう少しだが、停電は直らない。
それでは、まずはホテルを予約しよう、という事になった。
通訳さんに電話を入れようとしたところ、大事な事に気づいた。
パスポートを忘れた。
パスポートが無いと、宿泊できないのである。
今から、階段を上って、パスポートを取りに行く体力はない。
私の体力は、胃袋の焼酎を分解する事と、3回以上は解凍・冷凍を繰り返して、「今日のマグロも美味しいよ」と毎日だまされて食べ続けるスポンジのようなマグロを消化する事で精一杯である。
奥の手を使うしかない、、、、
中国人にホテルにチェックインしてもら、実は自分が泊まる作戦である。
それでは、早速、通訳さんへ電話を使用としたところ、、、、、
停電が直ったよ、と前ちゃんから電話があった。
結果良かったのだが、少しさみしい様な感じがした。
決して、ホテル8階のスペシャルマッサージを期待していた訳ではない。