仕事が終わって、スムーズに帰れば30分で着くところ、毎度の渋滞で、1時間かけて、ホテルへ到着した。
日本であれば、ほとんどが自動ドアなのだが、入口の大きなガラスの扉は手動である。
しかし、いつもドアマンがいて、ドアを開けてくれる。
ドアを開けてもらえるのは、リッチな気分になっていい。
インチキなインドネシア語の発音で、「てれまかしぃ(ありがとう)」とお礼を言って通る。
ロビーには、季節がら大きなクリスマスツリーが飾ってある。
さすが南国、ツリーに雪は無い。
しかし、それは、それで寂しいものである。
ツリーには、毎年、使っていると貧弱になってしまう銀紙のリボンと、すぐ糸が切れて、枝に刺さって飾られるはめになるトナカイは必需品であろう。
しょうがないので、明日から部屋のバスルームに置いてある使い捨ての歯ブラシの横にある綿を少しずつ乗せてあげよう。
そんな事を考えながら、エレベータの前に到着。
私は、子分たちと一緒である。
あと、インドネシア人も、一緒にエレベーターへ乗った。
このインドネシア人。歳は50歳くらい。少しリッチマンな雰囲気を出している。
インドネシア人の目線は、私の子分たちである。
笑顔
を振りまいている。
このスケベじじい、大事な子分に俺より先に手を出してみろ、悔しいじゃないかぁ、と訳の分からない事を考えていた。
すると、このジジイが、子分たちに声を掛けてきた。
それも、日本語で。
「あなた達は、日本人ですか
」
残念、日本語が分かるのは、この私だけです。
このエレベーターに乗った子分で、日本語がわかる子はいない。
子分たちは、口をぽか~んと開けた状態である。
なんか気分が悪かった私は、意地悪く「私たちは、中国人です」と中国語で言ってやった。
今度は、インドネシア人が口を開けている。
、、、、、、、その通りである。
日本語が判って中国語が判らないインドネシア人と、日本語が判るくせに中国語で返事をした日本人の会話である。
一番、面をくらったのは子分である。
急に、中国語でしゃべり出した親分を「何だ
」という目で見ている。
この人は大丈夫か?本当に一緒にいて良いのだろうか?という目である。
失敗である。
これ以上、私の株を下げるのは危険である。
これからは、慎重に行動しなくては![]()
よしっ、明日からのツリーへ雪を降らせる作戦は、子分たちに見つからないようにしよう![]()