ひとつだけ | ニイタニイタポケット

降ってきた 雨

想い出に押し込んだ

あの日が 蘇る

時は忘れさせてくれるって言葉

嘘つきだよ

伊丹空港の階段登ると

君の無理した笑顔 

さようならと言えなかった

涙と雫が重なり合う車窓

ずっとずっと引きずっている

できることは

ラジオの伝言板にメッセージ

あのとき抱きしめていたらどうだった

届かないのを期待している情けなさ

忘れるしかないとわかっている

消えるまで背負っていくから

傷つけた僕が選べる選択

懺悔