心のクライヴいつからだろう 憧れだった人がつるつる 皺がなくなり ピカピカ笑顔が鉄仮面 真っ白な歯魔法のように変わった自然に年老いていく姿見たかったのに自分勝手に期待した愚かな私は側にいる妻を見つめる手を繋がなくなって何年経つのか唇下の皺に戸惑うぐらの激情が溢れ迷惑かけたことだけ蘇る 愛しいよ毎朝毎晩キスしたい君を匂いたい64歳になった春同じ歳の妻に恋をしている