ボクは、公園の駐車場で車に乗るところだ。




午前中は天気が持ちこたえるようだったので、飼い主は「雨が降るまで」と決めて公園に連れてきてくれた。



12時近く。

ぽつり ぽつり

だった雨粒は、10分もして家の近くまで来たときには、夕立のようなどしゃ降りになっていた。

飼い主は、車のドアを開けただけで雨の染みだらけになった、デニムのシャツを拭く。



「また、バラには酷な雨だ。」




(※写真は全て昨日のもの。)



昨日飼い主は、富士山樹空の森で開催されていた、【御殿場バラ祭り】を見に行った。
バラは盛りを過ぎていたし、先日の暴風雨にあってもいたが、ボランティアの方々のお世話のお陰で、バラ祭りとして人々の目を十分楽しませてくれるくらいに持ちこたえていた。


今日は、朝のうちバラを楽しんでいた人々も、この雨では、いきなりシーズンの終わりを告げられたような気分だろう。



鉢に入っているのは、販売していたもの。


行き先が決まったものは、どのくらいあったのだろうか。
飼い主は、買われていくバラを見て、ペットショップから新しい家族に迎えられる子犬を思い出したそうだ。
「バラは、難しい花と聞く。
丹精込めて、という言葉は、バラを咲かせるためにあるようなものだ。」


どの花も、大事に育て上げられるといいな。






飽きずに散策できた小径。














飼い主は、バラのつぼみが好きだ。







さてバラ祭りだけではない。
昨日からは、ちょっとした特別展が開かれていた。


ハンカチや着物、風呂敷の布などで作る【ハンカチミニ着物】展。
合わせて竹細工や竹灯籠も。


今回の主なテーマは、竹取物語だそうだ。



かぐや姫の成長に合わせて人形が作られている。












こちらは、祭りをテーマにしたもの。



「先日見た【箱根ドールハウス】でも感じたが。
花でも人形でも、手仕事というのは素晴らしいものだ。
今では、何でも機械で短時間に作れるからこそ、人間の目で見ながら手で確かめながら作ることは貴い。


AIの作ったものが、手仕事と言われる時代だけは、絶対に来ないだろう。」





そうですね。
ボクらもAIによる飼育プログラムなんてものがあっても、その通りには育ちません。


「かといって、私の【手仕事】に応えてくれるようにも‥‥ムキーッ