今日の飼い主のドライブルートだ。




毎年夏になる前、飼い主は無性に箱根に行きたくなる。

箱根は、飼い主が一人で半日ドライブをしてくるには、ちょうどいいところなのだ。

近場で行き慣れているので、初めての観光客のように、点在する見所を巡るのに交通機関を調べる必要もない。

一つ目的地を決めたら、自分で運転する。

それがスケジュールの全てだ。



御殿場から道なりに箱根山をのぼる。

仙石原辺りから下り坂。

富士屋ホテルのある宮ノ下を右折し、小涌園の小脇を通り、芦之湯方面へ。

家から1時間あまり。

今回訪れたのは、【箱根ドールハウス美術館】。




ドールハウスとは人形の家だが、ここは全部ミニチュアだ。


主に欧米のミニチュアハウスが展示されていて、近世以降の生活ぶりを表現したものが多い。

農家、貴族の家、一般家庭、商店、美術館など、ミニチュアになっているものがたくさんあり、本物の建物であるこの美術館の外観からしたらぼけー、思った以上に見ごたえがある。





バスルームの備品に注目。




「すごいなあ。
よくできてる。
納屋なら納屋の奥まで。
この小ささで再現するなんて。」


飼い主の他には、ほんの数組の観光客がいるだけだが、皆さんけっこう時間をかけて見ている。




どんな建物も細部までよく作られている。
滑車台の留め具まで、すごい。



これだけ見たら、まるで本物。



展示室を移動する間に、小さな温室がある。
線路以外は、本物の大きさ。



いくつかの展示室は、それぞれ暗室のような感じ。
カーテンを開けて入っていくと、地域や時代ごとの展示がしてあり、日本のものも。



とにかく小さい小さい。



感心するばかりだ。


↑ちょっと近づいて。
本当に、よく作ったなあ。




飼い主が一番驚いた、美術館のミニチュア。



これは、大きめな方だ。
人形の高さが10cmとしても、他のものの小ささがわかるだろう。



1点1点、よく観察するから見飽きない。




「ミニチュアだから、展示室は狭いが、もし本当の大きさだったら、東京ドームがいっぱいになるくらいの、巨大な住宅展示場だろう。ぼけー



たまにはこんなのもいいものだと、飼い主は美術館を出る。





今日の箱根は、曇り時々晴れ。

ドールハウス美術館を出て元箱根方面すぐに、【国道1号の最高地点874m】という看板を過ぎる。

箱根道は、片側1車線ずつがほとんどで、昔からあまり拡張もされていないので、道沿いの新緑が、緑のトンネルのようだ。

飼い主はくねくねとした山道を運転するので、一人だと写真が撮れないのが残念だ。



ほどなくして芦ノ湖のほとりのザプリンス箱根ホテルへ。

飼い主は、箱根に行くとたいがいここに寄る。

今日はホテルでなく、付帯施設をぶらぶらしただけだが、のんびりとした平日の箱根の空気は、期待通り飼い主リフレッシュさせてくれた。