昨日の冬至について。



冬至は、昼の長さが一年で一番短い日で、これから夏至に向かって徐々に日が長くなる…というような基礎知識は、毎年テレビの天気予報などで聞いていれば、自然と覚えるものだ。



ニュースでは、冬至名物ともいえる、柚子湯に入る人、のみならず動物たちの様子が、画面に現れたりする。

季節柄、夏至よりはほっこりするニュースが多いものだ。



かつて…そうだな、ひと昔前までくらいか。

飼い主は、冬至を迎えるとちょっとがっかりしたものだ。

これからだんだん昼が長くなり、あわせて気温が上がり過ごしやすくなっていくことは、一般的には歓迎されることなのかもしれない。

しかし冬が好きな飼い主には、これからは日は長く気は短く、といったところだった。

冬至には、ああまたこれから上り坂だわ、と思い、夏至ともなると、これで【暗さ+落ち着いた下り坂の季節】になっていくんだ、とホッとしていた。



ところが最近、可笑しなことを言い始めた。

まあ、飼い主は、普通の見解といったことは少ないのだが。



「夏至は、昔より全然マシだと気付いた。

私が本当に辛い季節は、夏至の後だ。

温暖化から逃れられない現在は、夏至と冬至の間に、



夏夏夏の夏至



が存在するようになったからね。



ずーっと暑いということは、昼や日照時間の長さや陽の角度に関係なく、気温のピークが山の形でなく平らに続くこと。

まさに、夏至以降は、記録的ゲゲゲじゃないか。



夏至の頃と冬至の頃では、我々の影の長さがかなり異なるようだが。

実感としては、夏夏夏の頃は、暑さにつぶれた太く短い影になっているんじゃないか?」





さあ…ねえ。




注・ボクの隣にいるのは、ベトナムの方ではありません。