深圳市(深セン市):野生動物と愛玩動物・実験動物の食用禁止条例の草案が発布。 | まりんのぶろぐ

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深圳市(深セン市)にて、野生動物と愛玩動物・実験動物の食用禁止条例の草案が発布されたとの報道がありました。


深圳拟出台“最严禁食令” 甲鱼鸟宠物都不能吃了より

中国の市場には野生動物が売られる場合があったそうですが、
コロナウイルスは野生動物から伝染されたという説があり、その対策として野生動物を食用禁止にしようという声が上がっていました。
罰金は最高で5万元(日本円にして現在約80万円相当)とのこと。

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深圳拟出台“最严禁食令” 甲鱼鸟宠物都不能吃了
深圳拟禁食甲鱼蛇鸟不禁燕窝雪蛤,组织食用最高罚5万
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※以下、上記報道の一部抜粋です。

「深圳市人大常委会法工委」にて2/25日、
《深圳经济特区全面禁止食用野生动物条例(草案征求意见稿)》
「深セン経済特区食用野生動物条例の草案」が発布された。

これについて、3月5日まで反論意見を受け付ける、とのこと。

食用禁止動物の「ブラックリスト」と食用可の「ホワイトリスト」が作成され、
食用禁止の範囲は野生動物から人工飼育や愛玩動物として繁殖された動物まで広範囲にわたり、罰則条項も制定されており、史上最も厳しいと言える条例。

草案に食用禁止のブラックリストとして上がっている動物たちは以下の通り。
野生動物だけでなく、ペットも食用禁止の対象となっている。


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○法律で保護対象となっている野生生物。
○その他野外環境化で自然に繁殖された野生生物。
○科学実験に使用される動物。
○愛玩動物(ペット)目的等、食用目的ではなく飼育された動物及び動物の製品。

(中略)

○人工繁殖された亀、スッポン、蛇、鳥、昆虫等の野生動物についても感染リスクがあるため食用の範囲から除外している。
(訳者注:上記はホワイトリストに記載されていないと推測する。)

しかし、ハチミツやツバメの巣、ハスマ(アカガエルの一部脂肪組織を乾燥させた物)は比較的厳重な検疫対象となっており、禁止対象となっていない。

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  在禁食范围方面,《征求意见稿》第二条划定如下:法律、法规规定保护的野生动物以及其他在野外环境下自然生长繁殖的陆生野生动物;人工繁育、饲养的陆生野生动物,禁止食用用于科研实验、宠物饲养等非食用用途的动物及其制品。这意味着,不仅禁食野生动物的范围扩大了,宠物也将被禁食。
(中略)
 值得关注的是,说明中还指出,“对于社会比较关注的经人工繁育、饲养的龟、甲鱼、蛇、鸟、昆虫等野生动物,也具有不小的疫病传播风险,无法保证食用的安全性,为此《征求意见稿》将上述动物排除在可食用动物范围之外。”

  不过,由于蜂蜜、燕窝、雪蛤等动物相关衍生物已经被公众广泛接受,并具有较为成熟的检验检疫标准,《征求意见稿》并没有禁止食用蜂蜜、燕窝、雪蛤等动物衍生物。

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また、罰金について15条に保護対象の野生動物・食用禁止動物を食用とした場合、
一人あたり1000元~2000元(約日本円16000円~22000円)
組織に対しては5000元~1万元の罰金を課するとあります。

刘长秋氏はまた、「5万元~10万元と更に高くなり抑制効果に繋がる可能性もある」と見解している。

この草案可決されるかどうかはまだ不明である。

との内容でした。

また、本日の午後に質疑の内容も報道されました。

⇒21现场丨全面禁食野生动物的决定后 养殖场的甲鱼、鳄鱼还能吃吗?农村农业部权威回复

こちらでは、
野生動物保護に関する法律につき、ハクビシン(果子狸)は家畜に含まれておらず、食べることを禁止されてるという事、
魚などの水生野生動物は食用禁止の範囲に入ってない事などが書かれていました。

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この法案自体決定されたものではなく草案のようで、
様々な意見が専門家等から出ているようです。

これを機会に、ペットや実験動物含め、
全ての動物の利用をやめてほしいという気持ちはありますが、
まずは「食用」の範囲が狭められただけでも一歩だと思います。

中国では、今までも食用とするため思われる犬の窃盗事件が多く発生しているようです。

※閲覧注意
冬季狗肉畅销 盗狗案件增多 警方提醒:切勿食用来源不明的狗肉

今回のように少しでも動物の犠牲が減るような法律が増えるのは大変に嬉しい事で
明るいニュースだと私は思います。