色のない世界病院までの道のりは、ただただ死のことしか考えていませんでした。「死んでしまうんだ…」 「死んでしまうんだ…」 「死んでしまうんだ…」テレビで、どん底に思い詰めた人の視界は色のないグレーで表現されることがありますが、、、私の視界も色のないグレーでした。一瞬我に帰り、その世界に色を付けようとしましたがなかなか色が付かなかったのを憶えています。