尾崎豊を探して | ~ひだまりのたね~

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何気ない毎日の中で見つけた物、新しい発見や喜び&悲しみ、大好きな人&大切な人達…そんな諸々をここに綴ります。



もう見に行けないと思って

半ば諦めかけてた尾崎の映画

『尾崎豊を探して』

ギリギリセーフで昨日観てきました。


何と表現したらいいのか

こちらも一緒になって

尾崎の世界を彷徨い歩いていた…

そんな数時間でした。


特にデビューライブのシーンは

印象的でした。

『自由でなきゃ意味がない』

『お前らほんとに自由か?』

『腐った町に埋もれてくなよ』

尾崎の言葉がビンビン心に響きました。


思い返せば尾崎に出逢ったのは

多感な年頃の14歳。

友達に勧められるままに買った

2ndアルバム『回帰線』が始まりだった。

『シェリー』を聴いてボロボロ泣いた。

あの頃私はいじめられっ子だった…


尾崎がお星様になった頃

私は20歳で社会人1年生だった。

尾崎の訃報を知って

職場へ向かう駅の売店で

スポーツ新聞を買い漁って

貪るように読み耽った。

人目もはばからず泣いた。

泣いて泣いてその日は仕事にならなかった。


26歳で昇天した尾崎の魂を受けて

今、当時まだ3歳だった息子

裕哉が歌っている。

父の歳を越え『27』という曲を

自ら作り、ライブの最後には

決まって父の歌を1曲

アンコールとして歌うという。


映画の冒頭、女子高生達の

ざわつきの中での言葉が

胸に刺さった。

『昭和の人っぽい』

『i LOVE YOUしか知らない』

そんな彼女達のはしゃいだセリフを

尾崎はどんな気持ちで聞いているんだろう?


ちなみにうちの息子は19歳。

私の影響か尾崎を聴いてた頃がある。

ロック調の『路上のルール』が

彼のお気に入りだ。


時代は移り変わっていく。

だけど尾崎、私はあなたを忘れない。

墓場の底まであなたの歌を持っていく。

それが私の生き方だ。