今すぐに会いに行きたい

言葉もないのに



ある日旅人は前を向くのをやめた

後ろを振り返ってみれば

そこには道はない

たしかに歩んできたはずの道は、

みえずなりにける

さて

歩んできた足跡さえない


途方もなく長く歩いたはず



旅人は

悲しすぎて考えるのをやめた

うたう

そして先へ歩き始めた

この足跡が道にならぬと知りながら



消えてしまうよ

泡沫のように

大好きも



だけど

悲しい

だから

うたう