キチガイ喫茶、咲む。-200910191341000.jpg

どんな夢だっけ。探しているうちに、何を探していたのかさえわからなくなるような、記憶の海は、深く暗い迷宮だ。

確か、天使の夢だった。だけれど、断片の記憶では、それがどの引き出しにおさめられているものかわからない。

一つ一つ、確かめるしかない。
これじゃない、ここじゃない。どこにある?何があるんだ。

白い夢だった。長い髪と大きな翼の天使の夢で。
連結しないようなストーリーで、僕は手紙を書いていた。書いて、書いて、書いて。だのに、僕の手紙には何かが足りなかったんだ。何が。

お手紙。かえるくんとがまくんのあったかいお手紙。黒やぎさんと白やぎさんの楽しい困ったお手紙。
果てしなく行き来するお手紙。どこに。

いつなくしたのかも、何がないのかも、どうして探しているのかも、探していたのかどうかさえ、わからないんだ。

ただ一つわかるのは、この部屋の中にきっと答えがあるはずなんだ。本当に?

思考の海はラビリンス。僕が探していた僕がどこにあるのか教えて。どの引き出しに入っているの。どの鍵で開くの。
鍵の意味をなさないような、螺旋の錠前に、僕はどんな鍵をさせばいいのか。

何を探していたんだっけ。

ただひとつはっきりしていることは、これが観念ではなく、非虚構であるということ。

ラビリンスはデジャビュをメビウスで繰り返す。

君にこの順序がわかるか。