痛い痛い痛いの。



片想いは不毛だ。

どんなに好きでも

一方通行じゃ不毛で

未来なんて見えない。








悠希さんが言ってた

煙草一本で小さな不満を泣き寝入りできる

それで円滑にいくこともあるって。

まったくだね。

体には悪くても

それで何かをはきだせるなら

いいじゃない。









一人じゃダメ。

どんなに好きなメンバーがいたって

どんなに好きな楽器があったって

バンド自体を愛せないなら

そのバンドについていくなんて無理。

たった一人のメンバーのために

いくらもお金と時間を費やせるほど余裕なんてないもの。

必死で追い掛けてるの。

この有限のお金と時間をかけて、

命を削っても。



どんな顔で笑えばいい。

嬉しいことがあるはずの今日を

どうして泣きながら終えなくちゃいけない

顔も心も頭の中もぐちゃぐちゃでわけがわかんないよ。

ことしはうまくいくはずじゃなかった?

辛い淋しい苦しい

だけど、少しずつ前を向けている。

でも、前を向けていることさえ淋しい。





イライラをおさえされない。

食欲と所有欲で胃と心を満たすくらいでしか

空虚が埋まらない。

ひたすらに歯を磨いたり。
ひたすら水を胃に流し込んだり。

空虚を埋めるのに必死だ。



涙が流れ出る量だけ

心に隙間ができる。

埋めるのはきっと

また涙ででしかできない。



不毛だ。

なくなっていくしかない。

増えるのは淋しい気持ちばかりよ。

この淋しさを断ち切るためには

もうバンギャルをあがるしかないんだ。

バンギャルをあがるときは死ぬとき。

それまでは淋しくてもあがらない。

だってあがったあたしに何が残る。

何をかてに生きていく。



淋しいよ。

淋しいよ。

この淋しさが無駄なものだと知りながら

あたしは淋しさを手放せない。