平等 | I Like the Way You Are

平等

メリカにいると子育てのABCは友達といる時だったり、幼稚園の先生との、ちょっとした会話だったりとジョンジョンが身近に触れている周りから、学んでいるような気がする。今日はそんな夏も終わりに近い、海からの帰りの出来事。

友達のマイケル(仮名)は車に乗り、ナンさん(仮名;マイケルのママ)がチャイルドシートのシートベルトをつけた。ジョンジョンもナンさんの車に乗ると、私は息子をチャイルドシートに座らせた。とてもスンナリいったので、いい調子だと思った瞬間、彼の右手に5cm大の石が目に入った。
「ジョンジョン、石は危ないよって言わなかった?置いて行こうね。」
マイケルにあたったら危ないし、8ヶ月の赤ちゃんもマイケルの隣にいるし、それこそすぐに取り上げたかった。
「石を好きなのは分かるけど、車の中には持ってかないよう」
5分間くらい、もっと長かったような、私とジョンジョンの問答がつづいた。がジョンジョン圧勝。

ジョンジョンは、石をかたくなに握りこっちの話を聞こうとしない。車が走りだした。渡してくれる様子もない。もう諦めようとしたその時、ナンさんは車を道路の脇に止めて、後ろを向いて、手をすっと差し出すと「ヘーィ、ジョンジョン、私、ジョンジョンがその石持ってると、気になちゃって運転できないから、家に着くまで私が預かってもいい?家に着いたらジョンジョンに返すから、それは平等と思うでしょ、ん?」ジョンジョン、すんなり、ナンさんに渡すと、隣に座っているマイケルと一緒に、言葉の掛け声みたいな遊びをしだした。私は、ポーンと彼女の肩をたたいた。ジョンジョンが理解してくれた事が嬉しかった。

焼けして帰って家に着いたら、ジョンジョンは海から拾った大切な石を植木の鉢の中に入れた。ひと夏のいい思い出がつくれたような気がした。