28歳を迎える冬


私はすべてにおいて絶好調だった。


ある期間限定のプロジェクトのメンバーになって、

働く喜びと達成感を知った。

ある目的をもってそれに向かって走り続け大きな成果を出す。素晴らしい経験を味わった。


そこで私はそのプロジェクトのメンバーと恋におちた。


海外からもどり、彼はこのプロジェクトに加わった。

外国生活のせいか?彼は少し他のメンバーと違って見えた。

物腰が柔らかく、誰にでも優しい彼はプロジェクトの人気物になった。

特別かっこいいわけではなかったが、

なぜか?好印象をだれにでも持たれるタイプだった。


いつも優しい彼と仲良くなるのは早かった。

それどころではなく、私たちのプロジェクトのメンバーは忙しかった。。。。。



プロジェクトが終了し解散となった頃、私たちは一緒に住み始めた。

正式にはそれぞれ家があったが、私の部屋に彼が住み着いた。


プロジェクトは大成功だったが、メンバーはそれぞれ本来の仕事に戻った。

私は、働くよろこびを知って仕事って素晴らしいと思い始め、その成果を認められ、

ある会社にスカウトされた。。。

彼に相談すると、「これはチャンスだ!やってみたら?」ということで、

迷わずその会社にお世話になることになった・・・

彼は自慢の語学力を活かし新しいプロジェクトへ。。。

お互い絶好調。。。幸せな毎日だった。

忙しすぎて、デートする時間は減ったけど、うちに帰れば彼に会える。。。

それはそれでよかった。



そして私は女性初のマネージャーに抜擢された。


必ず成功してみせる。。。私の中ではじめてくらい仕事について野望というものを持った瞬間だった。


タクシー帰りの毎日・・・・

いつものようにタクシーに乗った。そこまでは覚えてる。。。


気がつくと病院だった。。。。そして心配そうな彼が私の横にいた。。。


なにが、どうなったんだろう・・・・