介護しているパーキンソン症候群のお母さんは、普段はほとんど喋らず、ようやく喋っても小さな声なのだが、寝ている時の唸り声と寝言は信じられない位の大きな声を出すのだ。

パーキンソン症候群でもレビー小体の人は、寝言をあげたり、寝ている時に動いたりすると聞くが、お母さんにも同じような症状が みられる。

深夜3時頃に、お母さんがかなり長い時間唸っていた。
心配になった私は一度起きて、お母さんの様子を見ると、手を動かして何かを探しているような感じだった。
「お母さん、大丈夫?」
と、話しかけてから、枕の位置を微調整してみる。
お母さんは目を閉じたまま、大きな声で
「旅行に行こう」と、言った。
私は、「5月に横浜に旅行に連れて行くよ」と、答えた。
お母さんは、更に大声で喋り続けて
「一泊じゃないんだよ。二泊!二泊三日!」
と、言い放った。
その後も「三泊は長いし、一泊じゃ忙しいし、やっぱり二泊三日がいいんだよ。」と続けて喋っていた。

私がお母さんに旅行連れて行く時に希望を聞くと、いつも何処でもいいとか、一泊でも十分だとか言ってたのに、本当は二泊が良かったのかな?
早めに二泊三日旅行を企画してあげたいなと思いました。

それからお母さんはすやすやと眠りにつき、
次の日に寝言のことをたずねたら、覚えてるとも覚えてないとも言わずに、照れくさそうにしてました。